2026-07-01 フラウンホーファー研究機構
フラウンホーファー研究機構は、建設材料産業におけるCO₂排出削減を目的として、石灰(ライム)製造プロセスの脱炭素化技術を開発している。石灰はセメントや建材、鉄鋼、化学工業などで広く利用される基礎材料であるが、石灰石(CaCO₃)の焼成時には燃料燃焼だけでなく、化学反応によるCO₂が大量に発生するため、製造工程の脱炭素化が重要課題となっている。本研究では、再生可能エネルギー由来の電力や水素の利用、高効率焼成技術、排ガス中のCO₂回収・利用(CCU)を組み合わせた低炭素プロセスを検討し、ライフサイクル全体で環境負荷を低減することを目指す。また、既存設備への適用可能性や経済性も考慮し、建設資材産業の実用的な脱炭素化を支援する。これにより、欧州の気候中立目標の達成に加え、建設分野全体のCO₂排出削減と持続可能な材料生産への移行を加速することが期待される。

© Timo Lutz | Team für Industriefotografie
A new plant developed by Fraunhofer IKTS will enable climate-neutral lime production.
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