2026-05-25 新エネルギー・産業技術総合開発機構
大林組は、NEDO委託事業の一環として開発を進めている「TLP型ハイブリッド浮体式洋上風力発電施設」について、日本海事協会(ClassNK)から基本設計承認(AiP)を取得した。TLP(テンション・レグ・プラットフォーム)型ハイブリッド浮体式洋上風力発電施設へのAiP発行は世界初となる。新構造は鋼材とコンクリートを適材適所で組み合わせたハイブリッド浮体を採用し、部材を別々に製造・輸送後に現地組立できるため、量産体制構築や建造コスト低減が容易になる。大林組試算では、従来の鋼製セミサブ型浮体と比べて建造費を約25%削減可能とされる。また、TLP型係留は係留索に常時張力を与えることで上下動揺や傾斜を抑制でき、発電効率は約8%向上すると試算されている。さらに、係留範囲が小さいため漁業活動への影響も抑制しやすい特徴を持つ。研究では、鋼・コンクリート接合部やプレキャスト工法の妥当性も検証された。NEDOと大林組は、2030年以降を見据えた低コスト・高信頼性の浮体式洋上風力技術として、今後も実用化研究を進める方針である。

図2 1MW風車を搭載したTLP型ハイブリッド浮体式洋上風力発電施設(イメージ)
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