液晶と高分子の複合材料で生じる新しい電気流体現象～ポストディスプレイ技術やエネルギー利用への応用に期待～
2025-10-02 九州大学九州大学大学院工学研究院の日高芳樹助教らの研究グループは、液晶を高分子ネットワークに閉じ込めた「高分子ネットワーク液晶」に電圧を加えることで、新しい電気流体現象を世界で初めて発見した。実験により、電圧印加時に流...
0403電子応用 有機半導体で従来比10倍となる100cm2V-1s-1超の移動度を達成～熱振動を制御した分子設計最適化と次世代デバイス応用に期待～
2025-10-02 東京大学,科学技術振興機構東京大学大学院新領域創成科学研究科の研究チームは、有機半導体材料の分子設計を最適化し、従来の約10倍となる移動度100 cm²/V·sを達成した。有機半導体は柔軟で低コストだが、熱振動による電...
0504高分子製品 ゴムの鋭い亀裂は粘弾性から生じる～ノーベル賞受賞者30年来の理論を証明～
2025-10-02 科学技術振興機構,大阪大学,ZEN大学,東京大学Web要約 の発言：科学技術振興機構（JST）、大阪大学、ZEN大学、東京大学の研究チームは、ゴムの高速破壊時に亀裂先端が鋭く尖る現象の起源を数学的に解明した。これまで原...
0504高分子製品 バイオプラスチック強化へ向けた大豆の改良研究（Strengthening soy for better bioplastics）
2025-09-19 ワシントン大学セントルイス校ワシントン大学セントルイス校の研究チームは、大豆タンパク質を用いた植物由来ポリマーを強化し、石油化学系プラスチックに匹敵する性能を持たせる方法を開発した。大豆由来のポリマーは環境負荷が小さい...
0101機械設計 設計の不確実性を考慮した複雑システム設計手法（Accounting for uncertainty to help engineers design complex systems）
2025-10-02 マサチューセッツ工科大学（MIT）MITの研究チームは、センサーや電池など多数の要素から成る複雑システム設計において、部品性能の不確実性を考慮できる新しいフレームワークを開発した。従来の設計法は部品の性能を固定値で扱い...
1701物理及び化学 暴走惑星、ガスと塵を急速に吸収し記録的な成長（Rogue planet displays record-breaking ‘growth spurt’）
2025-10-02 ジョンズ・ホプキンス大学（JHU）国際研究チームは地球から約620光年先、カメレオン座にある若い放浪惑星「Cha 1107-7626」が記録的な「成長スパート」を起こしていることを観測した。この惑星は木星の5～10倍の...
1701物理及び化学 褐色矮星の大気中でリン化水素を検出（Detection of Phosphine in a Brown Dwarf Atmosphere Raises More Questions）
2025-10-02 カリフォルニア大学サンディエゴ校（UCSD）カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡（JWST）の観測により、54光年先の三重星系「Wolf 1130」の褐色矮星Wolf 1130...
1701物理及び化学 銀河核の謎を解き明かすフロンティア・シミュレーション（Frontier simulations pierce mysteries of galactic nuclei）
2025-09-30 オークリッジ国立研究所（ORNL）オークリッジ国立研究所（ORNL）のスーパーコンピュータ「Frontier」を用いた最新シミュレーションで、銀河団の中心にある超大質量ブラックホールがどのように周囲のガスやエネルギーを...
0603繊維加工 衣類の火災リスクを減らす耐火スプレーを開発（Engineers develop spray to make clothes more fire-resistant）
2025-09-30 ニューサウスウェールズ大学（UNSW）ニューサウスウェールズ大学（UNSW）の工学研究チームは、綿素材の衣服や寝具に適用できる新たな難燃スプレーを開発した。この水性スプレーは布地に目に見えない保護層を形成し、炎の広がり...
0402電気応用 より高速・長寿命バッテリー技術で飛躍的進展（UH researchers advance longer-lasting, faster-charging batteries）
2025-10-01 ヒューストン大学Web要約 の発言：ヒューストン大学の研究チームは、次世代リチウム電池開発に向け、単価金属（リチウム、ナトリウム、カリウム）と多価金属（マグネシウム、カルシウム、アルミニウム）を比較検討したレビューを発...
1703地質 4億3千万年前の化石が古代ヒルの血吸い習性を覆す(Rare fossil reveals ancient leeches weren’t bloodsuckers)
2025-10-01 カリフォルニア大学リバーサイド校 (UCR)Web要約 の発言:カリフォルニア大学リバーサイド校を中心とする国際研究チームは、約4億3000万年前のヒルの化石を発見し、ヒルの起源が従来考えられていたより2億年以上古いこ...
1702地球物理及び地球化学 年輪データが過去と現在の夏の気候極端を明らかに（Tree-ring data sheds light on past and present summer climate extremes）
2025-10-01 アリゾナ大学アリゾナ大学を中心とする研究チームは、過去1000年分の樹木年輪データを用いて、北半球全体のジェット気流パターンを初めて再構築した。特に「波数5パターン」が停滞する際に熱波や干ばつが広域で同時発生することを...