気象研究所

1902環境測定

森林火災が北極大気を加熱する黒色炭素粒子の重要な発生源であることを実証

春季の北極大気中の黒色炭素エアロゾル(BC)濃度の年々変動が、中緯度の森林火災の発生規模の年々変動により強く支配されていることを新たに解明しました。
1902環境測定

札幌の積雪中に存在する光吸収性粒子が融雪に与える影響を国内・国外由来に分離して推定しました

雪面が吸収する太陽光を増加させ、融雪を加速する可能性があります。積雪変質モデルと領域気象化学モデルを組み合わせて、2011-2012冬期の札幌の積雪中に存在する光吸収性粒子が融雪に与える影響を国内・国外由来に分離して推定しました。同期間に札幌に到達して積雪内部に取り込まれた全ての光吸収性粒子によって消雪日が15日早められ、その内、国外由来の積雪中光吸収性粒子の寄与が約7割あることが分かりました。
1902環境測定

SO2排出削減にもかかわらず硫酸エアロゾル減少が鈍化する要因を特定

北極グリーンランドアイスコアの分析から硫酸エアロゾルの生成過程を復元し、1980年以降の二酸化硫黄(SO2)排出削減にもかかわらず、硫酸エアロゾルの減少が鈍化している要因を解明した。
1900環境一般

放射性セシウムを含む真菌類の大型胞子の放出が森林環境での雨により増加することを発見

降水によるバイオエアロゾル大気放出の新証拠 2020-10-01 京都大学 五十嵐康人 複合原子力科学研究所教授(茨城大学理学部特命研究員)、北和之 茨城大学教授、林菜穂 同博士課程学生、木名瀬健 気象研究所リサーチ・アソシエイト、足立光司...
1101大気管理

霞ヶ浦流域の大気中アンモニア濃度が冬季に高い傾向を解明~富栄養化対策に継続的観測を~

2020-09-18 京都大学  福島慶太郎 生態学研究センター研究員、久保田智大 茨城大学修士課程学生(研究当時)、堅田元喜 同講師(研究当時)、国立環境研究所、気象研究所、森林総合研究所らの研究グループは、茨城県の霞ケ浦流域における調査...
1101大気管理

都市域のCO2排出を大気観測から起源別に推定

ゼロエミッション技術社会実装時のCO2削減効果検証に向けて 2020-05-15 産業技術総合研究所 ポイント 大都市のCO2排出量と大気中のO2およびCO2濃度を初めて同時に計測 渋谷区代々木にて自動車と都市ガス由来のCO2排出量を大気観...
1702地球物理及び地球化学

北極陸域から発生するダストが雲での氷晶形成を誘発する

北極圏の氷河から流出した水流によって作られる地形(アウトウォッシュ・プレーン)で発生するダスト(固体微粒子)が、雲の中での氷晶(氷の微小な結晶)の形成を強力に促進し得ることを明らかにした。
1702地球物理及び地球化学

日本の日射量予測が大幅に外れる場合を検出する指標を考案

日射量予測が大幅に外れる事態を検出する「大外し検出指標」を考案した。
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