東京大学

1702地球物理及び地球化学

北極陸域から発生するダストが雲での氷晶形成を誘発する

北極圏の氷河から流出した水流によって作られる地形(アウトウォッシュ・プレーン)で発生するダスト(固体微粒子)が、雲の中での氷晶(氷の微小な結晶)の形成を強力に促進し得ることを明らかにした。
0502有機化学製品

抗寄生虫薬などとして期待されるアスコフラノンの生合成マシナリーの解明と 選択的大量生産系の構築に成功

抗寄生虫、抗腫瘍など多様な生理活性を持つ微生物由来のメロテルペノイド化合物アスコフラノンと、その類縁化合物であるアスコクロリンの生合成経路を解明し、遺伝子操作により、高収量のアスコフラノン選択的生産系の構築に世界で初めて成功した。
0500化学一般

コロイドの凝集過程をきわめて精密に予測

2019-04-03 東京大学 ○発表者: 田中 肇(東京大学 生産技術研究所 教授) ○発表のポイント: ◆コロイド(微粒子)が凝集していく過程を、共焦点顕微鏡により1粒子分解能で、3次元的に観察することに成功するとともに、独自のシミュレ...
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0400電気電子一般

革新的機能性材料開発のためのマルチスケールシミュレーター群を開発

さまざまな産業用途の機能性材料に対応する、九つの開発したマルチスケールシミュレーションプログラムを一般に公開する。
1701物理及び化学

熱エネルギーで秩序状態と無秩序状態を行き来する化学システムを開発

分子が自発的に集合化する自己集合という系を利用して化学的に秩序状態と無秩序状態間を繰り返し行き来する化学システムを構築した。無秩序状態のナノキューブの混合物を100 °Cで加熱後、0 °Cへ急冷すると単一の構成要素からなる秩序状態へ変換。
1600情報工学一般

バーチャルリアリティー治療で緩和される幻肢痛の特徴

幻肢痛を多変量解析した結果、“筋肉がひきつるような”などの運動感覚に関連した幻肢痛と、“焼けるような”などの皮膚感覚に関連した幻肢痛に大別でき、VR治療は前者の運動感覚に関連した幻肢痛の対象者において効果を発揮しやすいことが分かった。
0403電子応用

磁化を持たない反強磁性絶縁体のスピン制御へ向けて

絶縁体のスピン運動量ロッキングの設計 2019-03-26   東京大学 東京大学総合文化研究科の川野雅敬大学院生および堀田知佐准教授は、東北大学金属科学研究所の小野瀬佳文 教授(2018年度まで本学所属)と共同で、固体結晶で数多く見られる...
1703地質

小惑星探査機「はやぶさ2」観測成果論文のScience誌掲載について

小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星Ryugu(リュウグウ)の探査活動に基づく初期成果をまとめた3編の論文が、Science(サイエンス)誌のウェブサイトに2019年3月19日(日本時間3月20日)に掲載された。
0400電気電子一般

機械学習を用いて熱電材料の大幅な出力向上に成功

最適な組成(元素の混合比)を機械学習で発見し、その組成に従って合成し、アルミニウム、鉄、シリコンという汎用元素のみでできた熱電材料の発電特性を大幅に向上させることに成功した。
0104動力エネルギー

「CO2フリー水素」を低コストで製造する世界初の技術検証に成功

オーストラリアにおいて有機ハイドライドを低コストで製造し、日本で水素を取り出す世界初の技術検証に成功。水とトルエンから直接MCHを製造する「有機ハイドライド電解合成法」と呼ばれる製法を用い、従来に比べ工程を大幅に簡略化できた。
0502有機化学製品

Rac1発がん性タンパク質の恒常活性化メカニズムの解明と隠された薬剤結合部位の発見

2019-03-14 東京大学大学院薬学系研究科,次世代天然物化学技術研究組合,日本医療研究開発機構 がんは、遺伝子に変異が生じてタンパク質の機能が異常になり発症する疾患であり、抗がん剤の開発にはタンパク質の機能メカニズムを原子レベルで理解...
0501セラミックス及び無機化学製品

相転移の狭間に出現する新たな創発磁気モノポール格子

スキルミオン格子をもつ化合物MnSi(Mn:マンガン、Si:ケイ素)と、創発磁気モノポール格子をもつ化合物MnGe(Ge:ゲルマニウム)に着目し、両者の固溶体であるMnSi1-xGexを合成することに成功した。
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