京都大学

0403電子応用

ごくありふれた有機分子からナノ細線をつくり立たせて埋めつくす

粒子線を用いて有機分子を自在にナノ空間内で凝固させ、数ナノメートル径の細線を形成することに成功した。
1702地球物理及び地球化学

海底地震計記録で読み解く地震空白域の将来

メキシコ太平洋沿岸部に設置された海底地震計記録を解析し、過去100年間に地震が発生していない領域(地震空白域)でゆっくりとプレート境界がずれ動くスロー地震が発生していることを明らかにした。
0501セラミックス及び無機化学製品

Fe-Fe原子間距離の伸長によるFe-Ni合金のゼロ熱膨張メカニズムを観測

Fe-Niインバー合金の「インバー効果」と呼ばれる熱膨張が生じずゼロとなるメカニズムが、原子レベルで構造を可視化するとFe-Fe原子間距離の伸び縮みであることを初めて明らかにした。
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0501セラミックス及び無機化学製品

磁場と圧力でマルチに冷却可能な酸化物新材料

電荷転移を示すペロブスカイト構造フェリ磁性酸化物BiCu3Cr4O12が磁場および圧力を加えた際に大きな熱量効果(マルチ熱量効果)を示し、高効率な熱制御を実現する新たな固体熱制御材料となることを実証した。
1702地球物理及び地球化学

南海トラフのスロー地震震源域近傍に高圧の間隙水帯を確認~スロー地震発生のメカニズム解明へ前進~

地球深部探査船「ちきゅう」によって⾼知県室戸岬沖南海トラフのプレート境界断層近傍から採取されたコア試料を分析するとともに、掘削孔から噴出する流体の流量を解析した。初めてスロー地震の震源近傍における高圧の間隙水帯の存在を直接確認することに成功した。
1602ソフトウェア工学

ピアノ演奏を楽譜に書き起こす「耳コピAI」~実用に近いレベルの楽譜生成に初めて成功~

ピアノ演奏音声データから楽譜を自動で生成する技術を開発して、実用に近いレベルの楽譜生成に世界で初めて成功した。
1702地球物理及び地球化学

地球全体の波浪特性の変化傾向と自然変動の関係を解明~地球温暖化の沿岸域への影響を定量化~

地球全体の波浪の自然変動と将来変化予測の関係について解析を行い、過去の40年間の波浪データをもとに、波を生成する卓越した風の代表的な空間分布を分類した。
1701物理及び化学

ネオン20原子核の新しい存在形態の発見~低密度原子核物質の解明に向けて~

中性子星の表面近くで現れる原子核物質の新奇な存在形態(アルファ凝縮状態)の候補をネオン20原子核で発見した。
1900環境一般

孫は祖父母が遭遇しないような暑い日と大雨を何度経験するのか?

気候モデルによる気候変動予測データを解析し、1960~2040年で最大の日最高気温および日降水量を超えるような暑い日および大雨を、2020~2100年で経験する回数について推計し、排出シナリオ別・地域別にその比較を行った。
1700応用理学一般

次世代太陽電池材料 ペロブスカイト半導体中の「電子の重さ」の評価に成功

次世代太陽電池や発光デバイス材料として期待されるハロゲン化鉛ペロブスカイト中の「電子の重さ」を測定し、電子が周囲の格子に及ぼす影響を正確に評価することに成功した。
0403電子応用

シリコンの新しいスピン物性を発見

巧妙かつ人工的にスピン軌道相互作用(SOI)をシリコンに発現させ、外部磁場を全く用いずにシリコン中の流れるスピンを操作することに成功した。この成功により、情報素子の産業応用上最適な材料であるシリコンを用いてスピン演算をよりコンパクトな素子で実現できる道程を開拓することができた。
1700応用理学一般

高エネルギーX線散乱によりリチウム過剰系正極材料に特徴的なアニオンの酸化還元軌道を可視化

大型放射光施設SPring-8の高輝度・高エネルギー放射光X線を用いた散乱実験と理論計算との併用から、リチウム過剰系正極材料の電子状態を明らかにし、高容量化の鍵となる特徴的な酸素(O)アニオンの酸化・還元軌道の可視化に成功した。
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