1701物理及び化学

相転移の狭間に出現する新たな創発磁気モノポール格子 0501セラミックス及び無機化学製品

相転移の狭間に出現する新たな創発磁気モノポール格子

スキルミオン格子をもつ化合物MnSi(Mn:マンガン、Si:ケイ素)と、創発磁気モノポール格子をもつ化合物MnGe(Ge:ゲルマニウム)に着目し、両者の固溶体であるMnSi1-xGexを合成することに成功した。
シリコンフォトニクス技術による光渦多重器を開発 0403電子応用

シリコンフォトニクス技術による光渦多重器を開発

光通信帯域に対応した光渦(ひかりうず)多重器を開発した。シリコンフォトニクス技術を用いることで、波長無依存性な光渦合分波に成功し、世界で唯一のモジュール実装されたデバイスを実現した。
2次元物質で高効率の熱電変換を実現 0401発送配変電

2次元物質で高効率の熱電変換を実現

鉄系高温超伝導体のセレン化鉄(FeSe)を極薄膜化することで、熱電効果(ゼーべック効果)が飛躍的に上昇することを発見した。
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強磁性体における熱電性能の顕著な増大を発見 0401発送配変電

強磁性体における熱電性能の顕著な増大を発見

Fe, V, Al, Siを含んだ弱い強磁性合金で、強磁性転移温度 (Tc) 周辺の非常に幅広い温度域で熱電性能の向上がみられ、特にTcが室温に近い場合、Tc近辺では変換効率を最大で2倍程度も向上させることがわかった。
単一分子電界発光の機構解明~発光過程における分子内電子間クーロン相互作用が鍵~ 1701物理及び化学

単一分子電界発光の機構解明~発光過程における分子内電子間クーロン相互作用が鍵~

単一分子の「電界発光」(エレクトロルミネッセンス)において、電子間に働くクーロン相互作用を考慮して電子の運動を調べる理論を構築し、この理論を用いて発光機構を解明した。
中性子星の連星をつくる、外層が大きく剥がれた星の超新星爆発を発見 1701物理及び化学

中性子星の連星をつくる、外層が大きく剥がれた星の超新星爆発を発見

中性子星と連星を成している星の外層が大きく剥がれ、その状態で超新星爆発を起こすと、中性子星どうしの連星が作られるという説を唱えてきた。よく一致する特徴を示す超新星が、過去の観測データからこのたび発見された。
最新の原子核物理学で探るIa型超新星爆発の点火条件 1701物理及び化学

最新の原子核物理学で探るIa型超新星爆発の点火条件

量子力学的に共鳴状態が許されるかどうかの妥当性を含めて理論的な考察を加え、大きな炭素核融合の反応断面積がIa型超新星の点火に与える影響を調べた。白色矮星連星合体が超新星爆発を起こす前に中性子星として崩壊する確率が大きくなることが明らかに。
非一様原始磁場は「ビッグバンリチウム問題」を解決できるか? 1701物理及び化学

非一様原始磁場は「ビッグバンリチウム問題」を解決できるか?

元素合成計算によって、原始磁場のゆらぎの効果を考慮することで原始7Li存在量が減少し、「ビッグバンリチウム問題」の解決に寄与することが明らかになった。
マグネシウム-40原子核のガンマ線分光に成功 1701物理及び化学

マグネシウム-40原子核のガンマ線分光に成功

理研の重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」を用いて、中性子過剰なマグネシウム-40(40Mg、陽子数12、中性子数28)原子核のガンマ線分光に成功し、二つのガンマ線を観測した。
赤ちゃん星はふたつの発声法で産声を上げる 1701物理及び化学

赤ちゃん星はふたつの発声法で産声を上げる

2019-02-26  国立天文台アルマ望遠鏡の観測にもとづいた、原始星MMS5/OMC-3の想像図。中央にある原始星から、細く絞られたものと幅が広いものの2種類のガス流が噴き出しているようすが描かれている。アルマ望遠鏡による観測で、原始星...
新しい光誘起超伝導メカニズムの発見 1600情報工学一般

新しい光誘起超伝導メカニズムの発見

モット絶縁体にパルス光を照射することにより、「ηペアリング状態」と呼ばれる珍しい超伝導(ηペアリング超伝導)が生じ得ることを、スーパーコンピュータ「京」などによる計算機シミュレーションをもとにして理論的に予言した。
ナノ空間に閉じ込められた水の「負の誘電率」を発見 0400電気電子一般

ナノ空間に閉じ込められた水の「負の誘電率」を発見

層状化合物のナノ層間にリチウムイオンと共に閉じ込められた水分子が負の誘電率を持つことを発見した。また、水が負の誘電率を持つことで、層状化合物の電気二重層容量が大幅に増大することを実験・理論の両面から実証した。
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