2026-09-25 国土地理院
国土地理院は、令和8年熊本地震による地殻変動を反映するため、衛星SAR(合成開口レーダ)を初めて活用した測量成果の迅速な改定手法を導入した。従来、大規模地震で複雑な地盤変動が生じた場合、電子基準点の観測に加えて現地測量が必要で、測量成果の改定・公表まで約半年を要していた。今回、電子基準点の観測データに「だいち2号」「だいち4号」などの衛星SAR観測データを組み合わせ、広域的な地盤変動を解析して座標・標高補正パラメータを作成。これにより、対象地域では約2か月で測量成果を公表できた。公共測量に必要な精度を確保できる地域を対象に成果を改定し、今後は他地域についても精度検証を進める。地震後の復旧・復興に必要な測量や各種事業を迅速化するとともに、内陸部で複雑な地盤変動を伴う地震への活用が期待される。

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