2026-05-11 オークリッジ国立研究所(ORNL)
米国のOak Ridge National Laboratory(ORNL)は、溶融塩炉(MSR)技術の高度化に向け、溶融塩中の物性や化学挙動を高精度で測定する新たな実験成果を発表した。研究では、高温環境下における溶融塩の熱物性や化学状態、材料との相互作用を詳細に評価し、原子炉設計や安全解析に必要な基礎データを取得した。溶融塩炉は、従来炉より高効率かつ安全性向上が期待される次世代原子炉として注目されているが、極端な高温・腐食環境に対応したデータ不足が課題だった。今回の測定技術により、燃料塩や冷却塩の挙動予測精度向上が期待され、MSRの実用化研究を加速する成果とされる。ORNLは、先進炉開発やクリーンエネルギー実現に向けた基盤技術整備を進めている。
Tony Birri, an R&D staff member in the Nuclear and Extreme Environments Measurements group makes adjustments to the variable gap system. Credit: Carlos Jones, ORNL/U.S. Dept. of Energy
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