動的核偏極磁気共鳴法による炭素材料表面の微細構造の解析に世界で初めて成功~次世代の炭素材料の開発と利用促進に貢献~

ad

2023-03-07 京都大学

梶弘典 化学研究所教授、鈴木克明 同助教は、後藤和馬 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)教授、安東映香 岡山大学大学院生、神戸高志 同准教授、仁科勇太 同研究教授らと共同で、動的核偏極磁気共鳴法(DNP-NMR)による炭素材料の微細表面構造解析に成功しました。これまで不可能とされていたDNP-NMR法による炭素表面のメチル基や水酸基などの表面官能基の信号の大幅な増幅に成功し、炭素材料の性質に大きな影響をおよぼす微量のメチル基、水酸基の観測に成功しました。今後の炭素材料の表面構造制御ならびに様々な用途に応じた炭素材料の開発とその炭素材料の利用促進に貢献できます。

本研究成果は、2023年2月14日に、学術雑誌「Carbon」のオンライン版に掲載されました。また、2023年3月25日に出版予定の当該誌206号において、表紙(front cover)に採択されることになりました。

文章を入れてください
図 DNP-NMRによる観測(信号強度増幅は10倍以上となる。)

詳しい研究内容≫

研究者情報
研究者名:梶 弘典
研究者名:鈴木 克明

ad

0501セラミックス及び無機化学製品
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました