環境に配慮したバイオマス由来の光造形3Dプリンター用インクを開発 ~高精細、高靭性、高生産性を実現 バイオマスマークを取得~

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2022-07-28 株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、環境に配慮したバイオマス*1由来の材料を使用しながら、高精細、高靭性かつ、高生産性を実現した光造形3Dプリンター用インク「LIFE PARTS(ライフパーツ) Rインク(以下、Rインク)」を開発しました。当製品は3Dプリンター用インクとしては初のリコー自社開発製品で、希望のお客様への有償試験出荷を8月1日から開始します。Rインクは光造形3Dプリンターを手掛ける株式会社ディーメック(社長:熊澤 英明)が2021年9月に発売を開始した、SLA昇降方式の3Dプリンター「DARAM3(ダラム スリー)」との組み合わせにより、環境に配慮しながら大型サイズ(300mm×300mm×300mm)の光造形を可能にします。

「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」リコーは今後も事業を通じた社会課題の解決に取り組み、世の中の役に立つ新しい価値を提供してまいります。

*1  バイオマスとは、化石資源を除く、再生可能な生物由来の有機性資源です。

Rインク(容器サイズ16kgと5kg)


造形時間の比較(当社調べ)

造形サンプル(140×140×86mm)

背景

3Dプリンターは現在、様々な方式の装置と、それぞれの方式に合わせた特性のインクが展開されています。一般的な熱溶解積層造形(FFF)方式等は、高熱で材料を溶かす方式のため環境負荷が高く、また工業用途では高額な材料が多いことが、3Dプリンターのさらなる普及の壁になっています。

LIFE PARTS Rインクの特徴

Rインクは、リコーの新規事業創出の取り組み「TRIBUS(トライバス)」で採択された社内チームの「WEeeT-CAM(ウィットカム)」が、「理想の形をより早く。みんなに使いやすい。」をコンセプトに開発したものです。UVレーザーで硬化する光造形方式を採用しているため、熱溶解積層造形(FFF)方式等と比較してエネルギー消費が少なく、環境負荷を低減できます。また、一般的な材料と比較して造形時間の短縮にも成功しました。紫外線照射で硬化するアクリル系樹脂を採用しながらも、ABS樹脂同等の強度を実現し、高精度のプロトタイプ、流路模型や樹脂型といった、幅広い用途に使用できます。

原料の一部に生物由来の資源(バイオマス)を使用しており、品質及び安全性が関連する法規、基準、規格等に適合し環境に配慮した商品の目印である「バイオマスマーク」の認定を取得しました。

バイオマスマーク

樹脂型

造形精度確認サンプル

製品名
LIFE PARTS R


クリアブルー

特徴
高生産性、高強度、高耐水性、高ハンドリング性モデル

曲げ強さ(JIS K7171)*2
65Mpa

曲げ弾性率(JIS K7171)*2
1600Mpa

*2  二次硬化後の結果(参考値)

今後の展開

リコーは、より環境負荷が低く高い生産性・機能性を追求したインクの開発を進めます。日本国内では、自社製品の開発プロセスにおいてRインクを使う事によって、バイオマス由来の材料の普及・促進につとめています。また、今後は海外展開も視野にいれ、Ricoh UK Products Ltd.と連携して、海外での顧客開拓活動を行っていきます。

LIFE PARTS コンセプト

私たちの身の回りにある自然に生み出されるモノや人工的に生み出すモノ、それらは活用される事で、より意味が出てくるものです。もしも、使われずに見過ごされたり、廃棄されてしまったりしたら…。

私たちは、心の奥にある「もったいない」の気持ちを大事にし、モノをうまく活用します。例えば、役割を終えたモノを活用して意味のあるモノを生み出し、地域の活性化に貢献する。モノの偏りを解消する循環のきっかけをつくり、それが生活の一部として欠かせない新たなモノになる。そんなサービスを目指しています。

将来的には日本国内に留まらず、グローバルに社会課題を解決する新たな価値を生み出していきます。

LIFE PARTS

お客様からの問い合わせ先
WEeeT-CAM(ウィットカム)お客様窓口
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