2021-12

0401発送配変電

世界初、民間プラント実系統に三相同軸型超電導ケーブルシステムを導入する実証試験を完了

民間プラントの実系統に三相同軸型超電導ケーブルシステムを導入する世界初の実証試験を完了しました。三相同軸型超電導ケーブルシステムを敷設、連続的かつ安定的に電力を供給し、液体窒素によるケーブル冷却と信頼性・安全性の検証、運用コストの算出を行いました。
1701物理及び化学

太陽系の近くに低日射の小型系外惑星を発見

TESS宇宙望遠鏡と地上望遠鏡の連携により、太陽系の近傍に地球の1.7倍の大きさを持つ惑星「TOI-2285b」を発見した。惑星は比較的弱い日射を主星から受けており、惑星の組成によっては惑星表面に液体の水が存在する可能性もある。
1702地球物理及び地球化学

超深海の変質したマントル岩石の内部で炭素を含む海水が循環していることを明らかに

伊豆・小笠原海溝の水深6,400メートルの陸側岩盤を調査・分析した結果、炭素を含む海水が前弧マントル内を数万年以上かけて循環していたことが明らかとなった。沈み込み帯浅部の前弧マントルは、数万年以上炭素を保持できる炭素貯蔵庫である可能性が示され、深海生命活動との関係解明が期待される。
1700応用理学一般

ナノスケールの熱膨張を直接計測~温度変化による電子部品の劣化や故障の原因究明が可能に~

電子顕微鏡を用いた実験とシミュレーションを組み合わせ、界面の局所的な熱膨張をナノメートルレベルで直接計測することに成功した。すべての界面が同様な熱膨張を示すわけではなく、界面に形成される余剰の空間の大きさに依存しており、界面の原子配列を意図どおりに作製することができれば、熱膨張を制御できることが示唆された。
1701物理及び化学

eQ受信機ファーストライト受信に成功

30~50 GHzの偏光観測が可能な高感度・広帯域eQ 受信機を新たに開発し、2021年11月25日に 野辺山宇宙電波観測所45m鏡へ搭載、天体からの輝線を検出する事に成功しました。
1600情報工学一般

聖マリアンナ医科大学病院での 5G を活用した救急医療の実証実験を実施

地域・救急医療の抱える課題解決に向けて、救急医療の業務効率化と長時間労働の改善をめざし、5Gサービスを活用することで、多数対多数の高精細映像伝送による医師・病院間のリアルタイムコミュニケーションや、医療機器からの大容量動画データの転送、および AI を活用した処置状況の判定を可能にするシステムの構築と実証を行います。
1604情報ネットワーク

ドコモと NEC、マルチベンダー構成の O-RAN 仕様準拠の 5G 基地局で Stand Alone 方式の接続試験に成功

O-RAN のオープンインターフェース仕様に準拠した 5G 基地局装置の親局(5G CU/DU)を用い、5G の Stand Alone(SA)方式において、異なるベンダーの子局(RU)との相互接続(マルチベンダー接続)試験に成功しました。
1700応用理学一般

トポロジカルスピン結晶の新しい制御法を発見~スピンの波の位相変化による新しい磁気渦結晶と伝導特性の開拓~

トポロジカルスピン結晶を構成するスピンの波の重ね合わせにおける位相に着目し、その役割を理論的に調べることで、磁気スキルミオン結晶とは異なる幾何学的なスピンテクスチャーを持つ新しいタイプの磁気渦結晶を見いだしました。さらに、磁性金属の理論モデルに対して大規模数値シミュレーションを行うことで、得られた磁気渦結晶と磁気スキルミオン結晶をスイッチする微視的な機構を明らかにしました。
0110情報・精密機器

マーカー不要で高度な運動物体への投影が可能な プロジェクションマッピング用高速プロジェクターを開発

目に見えるカラー画像と、人間の目には見えない赤外線を用いた画像を、個別かつ同時に制御しながら超高速で投影できる、プロジェクションマッピング用の高速プロジェクターを開発した。約1,000fpsの高速で、可視の24bitカラー(RGB)画像と不可視の8bit赤外(IR)画像を個別に制御しながら、同時に投影可能。独自開発の光学系によりRGB画像とIR画像の正確な同軸位置合わせを達成。
1701物理及び化学

銀河系の果てに多様な有機分子を発見!~アルマ望遠鏡が捉えた銀河系最外縁部の赤ちゃん星~

アルマ望遠鏡による観測から、天の川銀河(銀河系)の最も外側の領域にこれまで知られていなかった原始星(赤ちゃん星)が発見されました。さらにこの星を、水や複雑な有機分子を含む化学的に豊かな分子ガスが取り巻いていることも明らかになりました。
1904環境影響評価

地熱発電所の環境影響評価を円滑化するための技術ガイドライン3件を公開

NEDOは、地熱発電の導入拡大を目指して2013年度より「地熱発電技術研究開発」に取り組んでおり、このたび、地熱発電所の冷却塔排気を対象とした環境影響評価(環境アセスメント)を効率的に実施するための技術ガイドライン3件を策定しウェブサイトに公開しました。
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