微細藻類と廃食油から製造したバイオジェット燃料が飛行検査機に搭載

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航空分野で、2030年以降の温室効果ガス排出削減に貢献

2021-06-04 新エネルギー・産業技術総合開発機構

NEDOが進める「バイオジェット燃料生産技術開発事業」で助成先の(株)ユーグレナは、同事業で製造したバイオジェット燃料を国土交通省航空局の飛行検査機に提供し、本日、東京国際空港(羽田空港)から中部国際空港まで飛行して飛行検査業務を行いました。この燃料は微細藻類由来の油脂と使用済み食用油(廃食油)から製造され、4月にバイオジェット燃料の国際規格である「ASTM D7566」の適合試験に合格したものです。

NEDOは2030年頃のバイオジェット燃料商用化を目指し、今後も生産技術の拡張や製造コスト低減などの課題解決に取り組みます。これによりバイオジェット燃料の普及に道筋をつけ、航空分野における温室効果ガスの排出量削減に貢献します。

図 (株)ユーグレナのバイオ燃料実証プラント

1.概要

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はバイオジェット燃料の原料調達から航空機への搭載までを手がけるサプライチェーンの構築と2030年頃の商用化を視野に、2017年度から「バイオジェット燃料生産技術開発事業」※1を進めています。株式会社ユーグレナはこのうちの1テーマとして「油脂系プロセスによるバイオジェット燃料商業サプライチェーンの構築と製造原価低減」※2に2020年度から取り組んでおり、神奈川県横浜市に建設したバイオ燃料製造実証プラント※3で原料に微細藻類のユーグレナ(和名:ミドリムシ)由来の油脂と使用済み食用油(廃食油)を使用し、米Chevron Lummus Globalと米Applied Research Associatesが共同開発したバイオ燃料アイソコンバージョンプロセス技術(BICプロセス)※4を採用した燃料製造の実証試験を行っています。

本燃料はバイオジェット燃料の国際規格「ASTM D7566 Annex6」の適合検査に合格※5し、さらにこれを既存の石油系ジェット燃料と混合したものも同規格に合格しました。これを受け、(株)ユーグレナは本日、本燃料を国土交通省航空局の飛行検査機に提供し、同機が飛行検査業務のため東京国際空港(羽田空港)から中部国際空港までのフライトを行いました。

2.フライトの概要
  • 日時:2021年6月4日
  • 区間:東京国際空港(羽田空港、東京都大田区)から中部国際空港(愛知県常滑市)
  • 機体:サイテーションCJ4
3.今後の予定

NEDOは今後もバイオジェット燃料の利用促進・普及を通じ、2030年以降に掲げる航空分野における温室効果ガス排出量のさらなる削減を目指します。

【注釈】
※1 バイオジェット燃料生産技術開発事業
事業期間:2017年度~2024年度
※2 油脂系プロセスによるバイオジェット燃料商業サプライチェーンの構築と製造原価低減
  • 事業名:バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築/油脂系プロセスによるバイオジェット燃料商業サプライチェーンの構築と製造原価低減【助成事業】
  • 事業期間:2020年度~2021年度
※3 バイオ燃料製造実証プラント
 (株)ユーグレナニュースリリース 2018.11.02
※4 BICプロセス
 (株)ユーグレナニュースリリース 2020.01.31
※5 「ASTM D7566 Annex6」の適合検査に合格
 (株)ユーグレナニュースリリース 2021.03.15
4.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 新エネルギー部 担当:古川、木邑、小林、岩佐

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:坂本、橋本

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