空間を越えたあたらしい”くらし”をパートナーと共に実現する「空間自在コンソーシアム」始動

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離れた場所にいても同じ空間にいるように仕事ができる空間自在ワークプレイスの実証実験を開始

2021-05-11 東日本旅客鉄道株式会社

〇東日本旅客鉄道株式会社(本社︓東京都渋谷区、代表取締役社長︓深澤 祐二、以下「JR 東日本」)は、グループ経営ビジョン「変革 2027」における「くらしづくり」の実現に向けて、KDDI 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠、以下 「KDDI」)と、品川開発プロジェクトをコアとした、場所や時間にとらわれない多様な働き方やくらしを創出する新しい分散型まちづくりを推進します。

〇 新しいくらしづくりを多様な企業とともに創出していくために、異なる業界の企業が参画する「空間自在コンソーシアム」を立ち上げました。第 1 弾として働き方に関する課題解決を目指すワークプレイスコミュニティの活動を開始します。

〇 具体的には、テレワークにおける課題解決のために、離れた場所にいながら、チームワークを醸成する空間自在ワークプレイスの実証実験を 2021 年 5 月 17 日より実施します。

〇 空間を越えたあたらしい“くらし”の実現に向けて、新幹線車両の一部をリモートワーク推奨とする“新幹線オフィス”の第 2 弾実証実験を、対象列車を拡大して 2021 年 6 月中旬以降実施します。

1 空間自在コンソーシアムの活動開始
本コンソーシアムでは、場所や時間にとらわれない豊かなくらしを実現するため、異なる業界の企業が参画し、リアルとバーチャルの融合によって新しい価値や文化を一緒に創出していきます。今後、品川開発プロジェクトのま
ちびらきに向けて、複数のコミュニティを立ち上げ、新しいビジネスを生み出すことを目標としています。入会方法については「空間自在プロジェクト」ホームページ(https://kukanjizai.com/)にて、ご案内します。

コンソーシアムにおけるコミュニティの立ち上げ
本コンソーシアムにおけるコミュニティの第 1 弾として人々の働き方に関する課題解決を目指すワークプレイスコミュニティを立ち上げ、ワークプレイスの提供サービスにノウハウを持つパートナー企業や、新しい働き方に関心を持ちサービス検証に参加するメンバー企業が参画いたします。
主に、テレワークにおける「メンバー間の会話が減少することでモチベーションも低下する」「ウェブ会議では話し手と聞き手が分かれてしまい、議論が深まらない」といった課題解決のために、お互いの持つノウハウやソリューションの情報提供、実証実験を通じて新しい働き方を創造します。
その他、ヘルスケアなど日々の暮らしをサポートする「暮らしコミュニティ」や、遠隔からでも現場さながらの臨場感あふれるコンテンツを提供する「エンタメコミュニティ」などを立ち上げる予定です。

【ワークプレイスコミュニティの参画企業】

※「空間自在」は商標登録出願中です。

ワークプレイスコミュニティ参画企業一覧(2021 年 5 月時点)
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、株式会社アトラエ、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社、因幡電機産業株式会社、エコモット株式会社、エプソン販売株式会社、株式会社オカムラオリックス株式会社、コクヨ株式会社、サンスターグループ、シスコシステムズ合同会社株式会社丹青社、東京海上日動火災保険株式会社、tonari 株式会社株式会社 dotD、日本電気株式会社、日本特殊陶業株式会社、日本マイクロソフト株式会社ハイラブル株式会社、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社、株式会社プリンスホテルヤマハ株式会社(五十音順)
※別紙にて、本実証実験にサービス提供していただく企業さまからのメッセージを掲載

2 空間自在ワークプレイスの実証実験
2021 年 5 月 17 日より東京・神奈川・埼玉の計 5 カ所において、うち 2 拠点をつなぎ、高セキュリティを担保しながら、離れた場所にいても最先端テクノロジーを用いて同じ空間にいるようなチームワークが可能な「空間自在ワークプレイス」の実証実験を実施します。空間自在ワークプレイスの利用者のニーズ把握と体験価値向上を目的に、コンソーシアムの参画企業とともに推進します。

実証実験のコンセプト
「離れた場所にいながら、チームワークを醸成し、ビジネスが生まれ続ける場」オンラインとオフラインのそれぞれの良さをハイブリッドにした、新しいワークプレイスを提案します。テレワークの普及により働き方の選択肢が増えた一方、メンバー間の会話が減少し、複数の意見を反映しながら新しいことを生み出す創造的な仕事が難しくなるといったオンライン業務の課題も現れています。リアルな交流による価値に着目し、分散して働きながらも、つながるワークプレイスによってチームワークを高めていきます。

ワークプレイスの特徴
① 空間の一体化︓
4K 映像を壁一面に投影することにより、PC 画面上では味わえない、臨場感のある会議を実現します。互いに離れた場所で働きながらも、雑談を含む社員同士のコミュニケーションを活性化します。
② 保存可能な会議室:
QR コードをかざして入室するだけで、前回の会議のオンラインホワイトボードなどが投影され、機器の操作を必要とせずに、すぐに仕事を開始することができます。
※「QR コード」は(株)デンソーウェーブの登録商標です。
※「保存可能な会議室」は特許出願中です。
③ ファシリテーター支援:
KDDI DIGITAL GATE※から派遣されたファシリテーターがプロジェクトのアイデアや課題を効率よく集約します。デザイン思考のプロセスに基づき、参加者のディスカッションを支援します。
※KDDI DIGITAL GATE とは、2018 年に KDDI が開設した、課題発見、プロトタイプ開発、ビジネス検証を迅速に実行し、新たなビジネスソリューションを創出する IoT、5G 時代のビジネス開発拠点です。

<空間自在ワークプレイスの特徴>

価値検証
 本実証実験で提供する価値や効果を検証するため、アンケートなどによる定性分析に加え、画像・音声などから定量的な分析を行います。

① 感情(表情)認識
会議画像から、ポジティブ・ニュートラル・ネガティブといった表情を分析することが可能で、チームワークにおける感情度合いを把握します。

② 会話分析
「誰が」、「誰と」、「どれくらい」会話したかを見える化し、チームワークにおける会話の活性化度合いを把握します。

期間・場所
日時︓2021 年 5 月 17 日~6 月 18 日
※6 月下旬以降も高輪と虎ノ門の2拠点については継続予定です。

<2 拠点の接続例>

参加方法
 空間自在コンソーシアムにご参画いただいた後に、メンバー企業として実証実験にご参加いただくことができます。専用の web システムからご希望の時間帯を予約いただきご利用が可能です。なお、今回の実証実験においては、無償でご利用いただけます。他企業との連携を通じて、チームワークで新規事業を創造したいというニーズを有する企業さまのご参加をお待ちしています。

今後の展開について
チームワークを高めるワークプレイスを、フランチャイズも組み合わせながら、日本各地へ展開することを目標とします。空間自在ワークプレイスに、移動中の新幹線を合わせて、空間を越えてシームレスに働くことができる環境の整備を推進します。品川開発プロジェクトをコアとしながら、日本各地・世界をつなぎ、企業の拠点分散を支援して、場所や時間にとらわれない働き方を創出します。

本実証実験の詳細はこちら URL︓https://kukanjizai.com/

【参考】 新幹線オフィス第 2 弾実証実験
JR 東日本ではポストコロナを見据えた新たなサービスとして、2021 年 2 月に新幹線の一部車両の座席でウェブ会議や、携帯電話での通話ができる“新幹線オフィス”の実証実験を実施しました。引き続き利用者ニーズを把握することを目的として、前回よりも対象列車を増やし、東北新幹線において、2021 年 6 月 14 日から 7 月 16 日の約 1 ヵ月の期間で第 2 弾の実証実験を行います。
詳細については、決まり次第別途お知らせします。

<前回実証実験の様子>

品川開発プロジェクトにおける、新たな文化・ビジネスが生まれ続けるための仕組みづくりの一環として、この場所を舞台にあたらしいものを生み出したい人たち、またそれを支えたいと思う人たちを集め、共創していくための取り組みが稼働しています。
https://tokyoyard.com/

<別紙> 空間自在コンソーシアムに参画する企業さまからのメッセージ
(本実証実験にサービスやアセットを提供していただく企業さま)

因幡電機産業株式会社
因幡電機産業は最新のロボットを活用し、幅広い業種のお客様の自動化や人手不足の解消に貢献してまいりました。その実績をもとに、社会問題である労働人口不足を解決する最適な省人化ソリューションを提案します。

エコモット株式会社
エコモット(株)は「未来の常識を創る」を企業理念におき、IoT 市場で革新的な製品・サービスを常に生み出しています。当社 AI カメラを活用した、会議における参加者の情報・状態の可視化。また、CO2 濃度をセンシングすることで会議環境の適正化を目指すシステムの提供で本コンソーシアムに貢献させていただきます。

エプソン販売株式会社
私たちエプソンは、「こころ豊かな社会の実現」の為に、常に社会課題の解決を起点としてビジネスを展開しています。本コンソーシアムにおいて、参画企業の皆様と共創を行い、新たな価値を共に提供する事で社会に貢献してまいります。

株式会社オカムラ
オカムラは、「豊かな発想と確かな品質で、人が集う環境づくりを通して、社会に貢献する。」をミッションに掲げ、企業価値のさらなる向上に努めております。参画企業の皆様と共に、新しい働き方と働く場を創造していきます。

サンスターグループ(サンスター株式会社、サンスター技研株式会社)
「カラダがよろこぶ空気。」をつくる QAIS(クワイス)ブランドのスタイリッシュな除菌脱臭機を提供します。独自の光触媒技術による優れた脱臭、除菌、ウイルス抑制性能で安心・安全で快適な共創空間作りに貢献します。

株式会社丹青社
丹青社は空間創造のプロフェッショナルとして、これまで培ってきたノウハウと皆様の知見を掛け合わせ、新たなワークプレイスの共創に貢献します。本実証実験では、窓面に貼ることでワーカーの気分転換等に寄与するポジカ™フィルムを提供します。

日本特殊陶業株式会社
日本特殊陶業㈱は、セラミック技術とプラズマ技術を使ったオゾン発生装置を開発しています。自然界にも存在し、浮遊・付着ウイルスの両方を抑制できるオゾンにより、安心・安全な空間を皆様にご提供したいと存じます。

日本マイクロソフト株式会社
日本マイクロソフトは、これまで培ってきた働き方変革のノウハウを活かし、ニューノーマルにおける新たな働き方の実現を目指します。さらに、日本の社会変革に繋がる DX を支援します。

パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
パナソニックは顔認証をはじめとするセンシング技術を中心に、照明・空調・AV 機器など多面的・継続的に快適なワークプレイスを実現する技術を提供し、参画企業の皆様と共に空間自在ワークプレイス空間の共創を進めてまいります。

ヤマハ株式会社
ヤマハはオフィスでの遠隔会議のニーズにおいて、音の入り口から出口までのワンストップサウンドソリューションをご提案しています。本コンソーシアムにおいて、音を原点に培った技術と遠隔コミュニケーション・ネットワークの技術の両方を持つヤマハだからこそ実現できる快適な遠隔会議の提供をサポートいたします。

(五十音順)

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