会津鉄道株式会社 会津線の列車脱線事故(令和元年12月24日発生)

ad
ad

2020-11-26 運輸安全委員会

概要

報告書番号:RA2020-6-1

発生年月日:2019年12月24日

区分:鉄道

発生場所:会津線 弥五島駅~塔のへつり駅間(単線) [福島県下郷町] 西若松駅起点26k888m付近

事業者区分:第三セクター

事業者:会津鉄道株式会社(法人番号 3380001017143)

事故等種類:列車脱線事故

都道府県:福島県

概要:会津鉄道株式会社の東武日光駅発会津若松駅行き1両編成(ワンマン運転)の上り第3160D列車の運転士は、令和元年12月24日(火)、19時08分ごろ、弥五島駅~塔のへつり駅間の半径200mの右曲線を速度約44km/hで通過中に衝撃を感じ、非常ブレーキを使用して列車を停止させた。
停止後に車両を点検したところ、車両の前台車第1軸が左側に脱線していた。
列車には、乗客3名及び乗務員2名(運転士1名、運転士見習い1名)が乗車していたが、負傷者はいなかった。

原因:本事故は、列車が半径200mの右曲線を通過中に、軌間が大きく拡大したため、前台車第1軸の右車輪が軌間内に落下したことによるものと考えられる。
軌間が大きく拡大したことについては、同曲線中で、軌間変位が大きかったことに加え、不良まくらぎ及びレール締結装置の犬くぎ浮きが連続していたことにより、列車走行時の横圧によりレール小返りやレールの横移動が発生したことによるものと考えられる。
不良まくらぎ及びレール締結装置の犬くぎ浮きが連続していたことについては、まくらぎ検査等で、軌間拡大に対する危険性を踏まえたまくらぎやレール締結装置の状態(不良の連続性や程度)を十分に把握できておらず、状態に応じた軌道整備が行われていなかった可能性があると考えられる。
また、本事故の発生については、木まくらぎからPCまくらぎへの交換計画はあったものの、軌間拡大の危険性が高い急曲線が優先されず、本事故発生前に交換が完了していなかったことが関与した可能性が考えられる。

死傷者数:なし

公表年月日:2020年11月26日

詳しい資料は≫

タイトルとURLをコピーしました