極夜のはじまり、太陽とお別れ
2018年5月31日 国立極地研究所
おそろいのお面でハイッチーズ!
5月31日。ここ昭和基地ではこの日から1日中、太陽が昇らない“極夜期”に入りました。地球は公転面に対し約23.4度地軸が傾いているため、季節によって昼の長さが変化します。南極にある昭和基地ではその変化により、この日から7月12日までの43日間が“極夜”となります。
前日30日。しばらく太陽を見ることができないため、「さよなら太陽」と称したイベントが開催されました。イベントでは59次隊32名がおそろいの太陽の被り物をつけ、太陽を背に記念撮影をしました。撮影後、暖房設備が完備されていない基本観測棟(今年上棟)で防寒着を着込み最後の日の入りを見ながら昼食を食べたりと楽しい1日となりました。
“極夜”という学校の授業で学んだこの自然現象を南極観測隊員は身をもって経験しています。
極夜になると太陽を見ることができません
調理隊員お手製のハッシュドビーフで舌鼓
2018年5月31日の気象情報
天気 | 日の出 | 日の入 | 最高気温 | 最低気温 | 最大風速 |
曇 | ─ | ─ | -13.8℃ | -17.2℃ | 7.4m/s |