研究室のCO₂排出量を可視化する計算ツールを開発(EPFL labs can now measure CO2 emissions and focus reduction efforts)

2026-10-13 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)

スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は、研究室ごとの二酸化炭素(CO₂)排出量を詳細に算定し、削減対策の優先順位を判断できるオープンソースの「CO₂ Calculator」を開発した。大学の研究室は、実験機器や空調などの使用により、同規模の一般オフィスと比べて3~10倍の電力を消費する場合がある。しかし、研究活動は多様であり、従来の排出量算定ツールでは、研究室ごとの実態を把握しにくかった。新ツールは、研究室の面積、購買履歴、電力使用量などを自動的に取り込み、研究者の出張、特殊な試薬・材料、実験機器、IT機器、外部クラウドサービスなども含めて排出量を推計する。国際基準「温室効果ガスプロトコル」に準拠し、排出源ごとの内訳を比較できるため、削減効果の大きい対策を特定し、年度ごとの改善状況を評価できる。さらに、研究計画段階で排出量を予測する「CO₂ Project Planner」と、個別の行動や設備購入の影響を試算する「CO₂ Explorer」も備える。ほかの大学でも利用できる設計であり、研究活動の質を維持しながら、研究機関の脱炭素化を進める基盤として期待される。ただし、特定の設備や化学物質については推計値に不確実性が残る。

研究室のCO₂排出量を可視化する計算ツールを開発(EPFL labs can now measure CO2 emissions and focus reduction efforts)
EPFL has developed a CO₂ calculator for research laboratories© 2026 EPFL/IStock – CC BY SA

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1603情報システム・データ工学
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