2026-06-30 三菱電機株式会社,京都大学,核融合科学研究所
三菱電機、京都大学、核融合科学研究所は、フュージョンエネルギー実現に不可欠なプラズマ計測技術として、長時間にわたり多点同時計測が可能な世界最高水準のマイクロ波プラズマ計測システムを開発し、京都大学の核融合実験装置「Heliotron J」で実証に成功した。本システムは34本の周波数成分を持つ周波数コムを利用し、プラズマ内部の最大34地点からの反射信号を同時に取得できる。さらに、デュアルコムダウンコンバート方式を採用することで高周波信号を効率よく処理し、放電全体にわたる長時間連続計測を実現した。実験では、プラズマ状態の時間変化を高精度に捉えることに成功し、核融合炉で求められるリアルタイム制御技術への応用可能性を示した。今後は計測精度や制御技術をさらに高度化するとともに、2030年代の発電実証や商用核融合炉への導入を見据え、耐環境性に優れたシステム開発を進める予定である。

プラズマ計測システムの構成
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