1701物理及び化学 若い大質量星を育てる巨大なガス流～フィードバック問題の解決に新たな手がかり～
2025-08-22 京都大学基礎物理学研究所のフェルナンド・オルギン特任助教（国立天文台兼任）、東京大学のパトリシオ・サンウェサ准教授、大屋瑶子講師らの国際研究チームは、大型電波干渉計ALMAを用いて大質量星形成領域G336.018-00...
1701物理及び化学 
1702地球物理及び地球化学 小惑星ベヌーは多様な原材料物質から形成～NASA探査機が持ち帰ったサンプルから明らかに～
2025-08-25 北海道大学北海道大学の川﨑教行准教授、馬上謙一助教、圦本尚義教授らを含む国際共同研究チームは、NASAの探査機「オサイリスレックス（OSIRIS-REx）」が小惑星ベヌーから持ち帰ったサンプルを詳細分析し、ベヌーが多様...
1702地球物理及び地球化学 小惑星ベンヌは、数十億年にわたるその起源と変化を物語る物質のタイムカプセルである(Asteroid Bennu is a time capsule of materials bearing witness to its origin and transformation over billions of years)
2025-08-22 アリゾナ大学NASAの小惑星探査ミッション「OSIRIS-REx」が小惑星ベンヌから持ち帰った試料を、アリゾナ大学を中心とする研究チームが詳細解析した。ベンヌは太陽系形成以前に由来する宇宙塵や恒星起源の粒子を含み、数十...
0403電子応用 新しいレーザーコームが高精度化学物質検出を実現（New laser comb can enable rapid identification of chemicals with extreme precision）
2025-08-20 マサチューセッツ工科大学(MIT)MITの研究チームは、化学物質を極めて正確かつ迅速に識別できる小型の「赤外線レーザー周波数コム」を開発した。従来の分光器は大型で複雑な装置を必要としたが、本研究では分散補償用の「二重チ...
0505化学装置及び設備 炭素回収コストを大幅削減するブレイクスルー（UH Researchers Unveil Breakthrough in Carbon Capture）
2025-08-21 ヒューストン大学（UH）ヒューストン大学のMim Rahimi教授らは、二酸化炭素回収の効率を飛躍的に高める二つの電気化学技術を開発した。第一は「膜なし電気化学的アミン再生法」で、従来必要とされた高価で劣化しやすいイオ...
1304森林環境 AIによる大規模なリアルタイム山火事燃料マッピングツール（UCLA researchers unveil AI-powered tool for near real-time, large-scale wildfire fuel mapping）
2025-08-15 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)UCLA工学部の研究チームは、野火のリスクを高精度に予測するAIツール「FuelVision」を開発した。これは衛星画像と人工知能を組み合わせ、森林や草地など可燃物の分布をリ...
1904環境影響評価 植物プランクトンが長期海洋炭素貯蔵に果たす役割を解明(New Study Reveals Phytoplankton’s Contribution to Centuries-Long Ocean Carbon Storage)
2025-08-22 中国科学院(CAS)中国科学院華南植物園の王法明教授らは、植物プランクトンが数百年間も海洋に炭素を固定できる仕組みを解明した。従来、プランクトン由来の炭素は短命とされてきたが、研究チームは超高分解能質量分析を用い、6大...
1701物理及び化学 人間スケールと光年スケールの両方で発見された「編み込まれた磁束ロープ」（Braided Magnetic Flux Ropes Are Found at Both Human and Light Year Scales）
2025-08-22 カリフォルニア工科大学（Caltech）カルテックのポール・ベラン教授と博士課程修了生ヤン・チャン氏（現プリンストン大）は、太陽コロナや天の川銀河中心の「ダブルヘリックス星雲」に共通する新たな磁場構造「編み込まれた磁束...
0401発送配変電 脱炭素と電力システム安全を両立するグリーン柔軟化学電化を提案（Department of Electrical Engineering proposes green flexible chemical electrification to align decarbonization with power system security）
2025-08-22 清華大学清華大学電気工学科の研究チームは、化学産業の脱炭素化と電力システムの安定を両立する「グリーン柔軟型化学電化（GFCE）」を提案した。化学産業は中国の二酸化炭素排出の大きな要因であり、従来の電化では排出が電力部門...
0303宇宙環境利用 月面レーザー測距技術において中国が世界第4の成功国に（SYSU team achieves breakthrough in lunar laser ranging）
2025-08-22 中山大学（SYSU）中山大学の研究チームは、米国の月着陸機「Blue Ghost」が3月に月面へ設置した最新のレーザー反射鏡「NGLR-1」からの信号を捉え、月面レーザー測距に成功した。これにより中国はフランス、ドイツ...
1701物理及び化学 自己重力を組み込んだ新しいガス降着モデルを提案（Scientists Introduce Model Incorporating Gas Self-Gravity, Resolving Limitations in Bondi Accretion Framework）
2025-08-21 中国科学院(CAS)中国科学院雲南天文台の焦成良教授らは、古典的ボンディー降着モデルに「降着ガス自身の重力」を組み込んだ新理論を構築した。星形成やブラックホール成長に不可欠な降着現象を、より現実的に扱うことが目的である...
1703地質 日本の「湯の華」は多様な植物を化石にしていた！～信州の秘湯、中房温泉～
2025-08-22 北海道大学北海道大学の伊庭靖弘准教授ら研究チームは、長野県中房温泉で国内初となる「珪華（シリカ質の湯の華）」の包括的地質調査を実施し、日本独自の珪華形成システムを解明しました。海外の代表例（米国イエローストーンなど）で...