科学技術振興機構

超高速・超指向性・完全無散逸の3拍子がそろった理想スピン流の創発と制御 1701物理及び化学

超高速・超指向性・完全無散逸の3拍子がそろった理想スピン流の創発と制御

擬一次元の結晶構造を持つビスマスヨウ化物β-Bi4I4において、「弱い」トポロジカル絶縁体相を世界で初めて観測した。で結晶の冷却速度を制御する事により、通常絶縁体からトポロジカル絶縁相へと転移させ、スピン流のON/OFF制御を実証した。
安定的な再生可能エネルギーの電力供給を実現~新たな最適蓄発電運用計画法を開発~ 0401発送配変電

安定的な再生可能エネルギーの電力供給を実現~新たな最適蓄発電運用計画法を開発~

再生可能エネルギー(再エネ)発電量の変動幅の予測(区間予測)を利用して、当日運用において再エネや需要のリアルタイム変動に合わせて発電機や蓄電池を運用するだけで、安定的な電力供給を実現する新たな前日計画法を開発した。
振動発電素子のエレクトレット外付けに成功 0401発送配変電

振動発電素子のエレクトレット外付けに成功

MEMS可変容量素子とエレクトレット成膜基板を電気配線で接続するだけで発電可能な、新しい振動発電素子の開発に成功した。
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金属酸化物クラスターが創るイオン結晶の細孔に閉じ込められたポリマーによる水素イオンの高速伝導 0500化学一般

金属酸化物クラスターが創るイオン結晶の細孔に閉じ込められたポリマーによる水素イオンの高速伝導

ポリオキソメタレートとカリウムイオンとの間に働く静電相互作用より構築されるイオン結晶のナノ細孔に、ポリアリルアミンと水分子を閉じ込めることにより、高い構造安定性と水素イオン伝導性を両立できることを明らかにした。
ドローン同士の直接通信でニアミスを自動的に回避する実験に成功 0302航行援助施設

ドローン同士の直接通信でニアミスを自動的に回避する実験に成功

ドローンマッパーとドローンのフライトコンピューターを連携させ、操縦者を介さずに、ドローン同士が直接共有される位置情報から周辺のドローンの位置を把握し、ドローン自体が自動で飛行制御(ニアミス回避や群飛行など)することができるようになった。
機械学習により世界最高クラスの熱放射多層膜を設計し、その実証に成功 0703金属材料

機械学習により世界最高クラスの熱放射多層膜を設計し、その実証に成功

機械学習(ベイズ最適化)と熱放射物性計算(電磁波計算)を組み合わせて、世界最高クラスの狭帯域熱放射を実現する多層膜(メタマテリアル)を最適設計し、実験にて実証することに成功した。
メタンをエタンと水素に変換する可視光反応プロセスを開発 0502有機化学製品

メタンをエタンと水素に変換する可視光反応プロセスを開発

気相のメタン分子を活性化できる光電気化学反応プロセスを独自に開発し、投入エネルギーの小さな可視光を利用して室温においてメタンをエタンに変換できることを世界で初めて実証。
スピントロニクスにおける新原理「磁気スピンホール効果」の発見 0403電子応用

スピントロニクスにおける新原理「磁気スピンホール効果」の発見

反強磁性金属Mn3Snを用いてスピントロニクス素子を作製し、結晶表面にスピン蓄積を確認した。外部磁場の向きを変化させながら印加することでMn3Snの微小磁化の向きを反転させ、蓄積したスピン極性が変化する「磁気スピンホール効果」を発見した。
木を見て森も見る 生体分子の指紋で細胞の個性を大規模計測 0505化学装置及び設備

木を見て森も見る 生体分子の指紋で細胞の個性を大規模計測

毎秒1,000細胞以上のスループットでラマン分光による分子指紋の測定が可能な新しい大規模1細胞解析法を開発した。
ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンともに 正味最高熱効率50%超を「産産学学連携」で達成 0104動力エネルギー

ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンともに 正味最高熱効率50%超を「産産学学連携」で達成

乗用車用のガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンともに、正味最高熱効率50%を上回ることに成功した。超希薄燃焼(ガソリン)と高速空間燃焼(ディーゼル)という燃焼技術と、両エンジン共通の損失低減技術をそれぞれ統合した結果得られた。
マテリアルズインフォマティクスを活用してナノシート材料の高効率合成が初めて可能に 0504高分子製品

マテリアルズインフォマティクスを活用してナノシート材料の高効率合成が初めて可能に

層状構造をはがしてナノシートを合成するプロセスを、マテリアルズインフォマティクス(MI)により高収率化する手法を確立した。
新しいナノチューブ登場:ベンゼンを連結 0504高分子製品

新しいナノチューブ登場:ベンゼンを連結

周期的に孔の空いたカーボンナノチューブ(周期孔ナノチューブpNT)の化学合成に成功した。6角形の「ベンゼン」をつなぎ合わせる「カップリング反応」を3種類活用することで、効率的な合成方法を確立した。
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