科学技術振興機構

1700応用理学一般

トポロジカルスピン構造から生じる磁気光学応答の観測に成功

カイラル磁性体MnGeの薄膜において、トポロジカル磁気構造の形成に由来する巨大な磁気光学効果を発見しました。
1700応用理学一般

光反応のエネルギー効率を大幅に向上させる新技術を開発 ~光磁場で三重項状態の直接励起を実現~

光磁場を増強するナノ構造を形成し、分子のスピン反転を伴う光学遷移を大幅に促進する技術を開発した。
1700応用理学一般

ナノスケールで物質の濃縮効果を発見 ~ナノ流体デバイスによる超微小気液界面の作製と効果~

独自のナノ流体デバイス工学技術を駆使して、髪の毛の数百分の1の太さであるナノ流路に、極めて高精度、均一かつ安定にナノスケールで気体と液体が接する界面(超微小気液界面)を作製することに成功した。この超微小気液界面はナノ流路内に並べることができ、また任意な位置に移動することもできる。この超微小気液界面ができる際に、物質が濃縮される現象を新たに発見した。この現象はナノ空間の特別な物理化学に起因すると考えられる。
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0402電気応用

熱や光などの刺激に強い原子層モット絶縁体の発見 ~室温で動作するモット電子デバイスの実現に道~

原子数個の厚さしか持たないTaSe2とNbSe2の原子層薄膜を作製し、その電子状態の観測に成功。原子層TaSe2とNbSe2が熱・電子注入・光に対して強いモット絶縁体であることを発見。
0404情報通信

スマートフォンの未来を支える 周波数フィルター用の圧電薄膜の電気機械結合係数の向上とメカニズムの解明

スマートフォン向け周波数フィルター用として、窒化アルミニウム圧電薄膜にイッテルビウムを添加することで、電気機械結合係数が最大約1.4倍に増加することを実験で確認。イッテルビウムをウルツ鉱型窒化アルミニウム中に置換する際に、ランダムに配置するのではなく、チェーン状の構造が形成される状態がエネルギー的に安定することを解明。
0703金属材料

単一強磁性体素子で3次元磁場検出を実現

強磁性体Fe-Snナノ結晶の薄膜は、外部磁場に依存して巨大な異常ホール効果と磁気抵抗効果を示すことから、磁気センサーの基盤材料として有望。異常ホール効果、一方向性磁気抵抗効果および異方性磁気抵抗効果を組み合わせることで、平面型単一素子による3次元磁場ベクトルの検出を実証した。
1700応用理学一般

流れの渦が情報処理能力の鍵 ~バーチャルな物理リザバー計算で実現~

新規情報処理技術である物理リザバー計算を、数値シミュレーションを用いてバーチャルに再現することにより、円柱周りの流れ現象における渦が情報処理能力の鍵であることを明らかにした。
1504数理・情報

SPEEDA、JDreamⅢと連携し、産学官連携の加速に貢献する 「学術論文動向検索」機能を新たに実装

株式会社ユーザベースが提供する経済情報プラットフォーム「SPEEDA」は、科学技術振興機構がデータを整備し、株式会社ジー・サーチが構築・運用・提供する日本最大級の科学技術文献情報提供サービス「JDreamⅢ」と連携して、「学術論文動向検索」機能を開発・新規実装した。
0501セラミックス及び無機化学製品

触媒ビッグデータから「触媒世界地図」を描写 ~ブラックボックス化していた触媒設計をひもとく~

触媒の組成・実験条件の知識ネットワーク「触媒世界地図」を触媒ビッグデータから描写した。触媒世界地図を用いた触媒設計が可能となり、新たな活性触媒を発見した。
0405電気設備

電気抵抗のない高温超電導接合で 2年間の永久電流運転に世界で初めて成功

共同研究グループは、2018年に高温超電導接合を実装したNMR装置の開発に世界で初めて成功しており、400メガヘルツ(MHz)の磁場で約2年間絶え間なく永久電流運転し、磁場の精密測定を続け、高温超電導接合が長期間にわたって安定的な永久電流を維持できることを初めて実証した。
0403電子応用

光を使って回路を操る ~フレキシブル有機電子回路の電気特性制御を実現~

光による分子構造変化を利用した有機電子回路の電気特性制御に成功した。有機電子回路の電気特性制御には複雑な構造・材料選択が必要でしたが、同一の構造・材料に対して部分的に光照射を行うだけで電気特性制御を可能にした。
0403電子応用

シリコン基板を用いた窒化物超伝導量子ビットの開発に成功

超伝導材料にアルミニウムを使用しない超伝導量子ビットとして、シリコン基板上のエピタキシャル成長を用いた窒化物超伝導量子ビットの開発に成功した。
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