東京大学

0403電子応用

室温でテラヘルツ周波数を高効率に変換できる物質を発見

テラヘルツ周波数(毎秒1兆回の振動数)帯の電磁波の周波数を極めて高効率に変換できる物質を発見し、さらにそのメカニズムを解明した。
0403電子応用

たった1つの光子が持つ圧力によって制御された音波の実現~振動の量子制御の課題克服へ一歩前進~

超伝導回路の特性を利用することで、超伝導共振器に蓄えられた電磁波(マイクロ波)に巨大な輻射圧を持たせることに成功。たった1つの光子の輻射圧で、物体表面に局在化した音波に十分に大きな影響を与えることができた。
0400電気電子一般

高精細にパターニングされた電極をさまざまな表面に取り付けられる手法を開発

基板上で高精細にパターニングされた電極をポリビニルアルコールなどとともに電極フィルムとして引き剥がし、半導体上に移し取る手法を開発した。1分子層(厚さ4nm)の有機半導体に金属電極を取り付け、半導体の機能を十分利用できることを実証した。
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0501セラミックス及び無機化学製品

グラフェン・ディラック電子の対称性の破れを観測

炭素原子1層から成るグラフェンに磁場下においてサイクロトロン共鳴実験を行った。300-500テスラの磁場領域でサイクロトロン共鳴スペクトルに明確な分裂が観測され、「電子と正孔間の対称性の破れ」が生じていることを示した。
0502有機化学製品

Heroタンパク質の発見とその驚くべき機能~[へろへろ]したタンパク質は[ヒーロー]のように働く

加熱しても固まらない熱耐性のタンパク質が、ヒトやハエにも豊富に存在することを発見した。
0502有機化学製品

疾患と関わる血液中の酵素活性異常を「1分子」レベルで見分ける技術の開発

血液中の酵素を「1分子」レベルで区別して検出する新たな方法論を開発し、疾患と関わる酵素活性異常を超高感度に検出する病態診断法の可能性を示した。
2004放射線利用

水素の移動様式の変化が高圧下でさまざまな異常を引き起こしていた

低温高圧その場中性子回折実験により、氷の相転移速度が10 GPa付近で最も遅くなるという現象を発見。加圧によって水分子の回転運動が遅くなると同時に隣の酸素原子への水素の移動が速くなるというモデルによって説明できることがわかった。
1701物理及び化学

鉄系超伝導体において新たな量子液晶状態

鉄系高温超伝導体であるBa1-xRbxFe2As2という物質で、電子の集団が結晶格子の向きに関係なく、どの向きにも揃うことができる新しい量子液晶状態が実現可能であることを発見した。
1702地球物理及び地球化学

氷期最寒期のダスト飛来量を複数の南極アイスコアから復元

南極内陸のアイスコアに含まれる微粒子のサイズや形状、化学組成を電子顕微鏡によって解析し、最終氷期の最寒期(約2万年前)に降下したダストの起源を明らかにした。
1601コンピュータ工学

半導体量子ビットの能動的な雑音抑制に成功 ~量子ビット制御におけるエラー起源を解明~

半導体量子コンピューターへの応用が期待される電子スピン量子ビットへの固体素子中の雑音を能動的に抑制することで、量子ビットの制御エラーを劇的に低減することに成功した。
1600情報工学一般

AI×細胞:AI開発の肝となる細胞ビッグデータの超高速取得技術を開発

生物学・医学の分野におけるAI技術開発の肝となる高品質・大規模な細胞画像の取得技術「疑似固定蛍光イメージング・フローサイトメトリー(Virtual-Freezing Fluorescence Imaging Flow Cytometry; VIFFI)」の開発に成功した。
1700応用理学一般

キラル結晶の右手系・左手系で反転する放射状スピン構造を発見

キラルな結晶構造に由来して発現する固体内スピンの特性を、テルル単体を用いた実験から明らかにした。鏡映しの関係にある右手系・左手系結晶では、放射状構造を持つスピンの向きが逆転することを見いだした。
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