2004放射線利用

超微量硫黄同位体比分析を考古学に応用する~京田遺跡の出土品から赤色顔料を精密分析~ 1703地質

超微量硫黄同位体比分析を考古学に応用する~京田遺跡の出土品から赤色顔料を精密分析~

独自に開発した試料採取法と高感度な硫黄同位体比分析法を組み合わせ、島根県出雲市の京田遺跡(約3,500年前の縄文時代後期中葉に営まれた大規模な集落跡)から出土した超微量の赤色顔料(朱:組成は硫化水銀)の産地同定に成功した。
現場利用のための「理研小型中性子源システム RANS-II」 2000原子力放射線一般

現場利用のための「理研小型中性子源システム RANS-II」

容易に移設できるコンパクトサイズの「理研小型中性子源システムRANS-II(ランズ・ツー)」を開発し、計測実験に十分な中性子線の発生に成功した。
マイクロフォーカスX線CT装置による海産無脊椎動物の解析方法 2004放射線利用

マイクロフォーカスX線CT装置による海産無脊椎動物の解析方法

2019-11-12   国立遺伝学研究所 Microfocus X-ray CT (microCT) Imaging of Actinia equina (Cnidaria), Harmothoe sp. (Annelida), and ...
ad
新魔法数34の新たな証拠 ~中性子ノックアウト反応で探るカルシウム-54の閉殻構造~ 2004放射線利用

新魔法数34の新たな証拠 ~中性子ノックアウト反応で探るカルシウム-54の閉殻構造~

重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」におけるガンマ線分光により、中性子過剰なカルシウム-54(54Ca、陽子数20、中性子数34)の基底状態を調べ、中性子の「新魔法数」34の直接証拠を得ることに成功した。
線形加速器を用いた透過型電子顕微鏡を開発 2004放射線利用

線形加速器を用いた透過型電子顕微鏡を開発

小型でありながら効率的に電子ビームを加速する線形加速器と、新規な精密ビーム制御技術を電子顕微鏡に導入することにより、既存の研究室にも収容可能な程にコンパクトな超高圧電子顕微鏡を開発、顕微鏡像観察が可能であることを実証した。
軟X線レーザーナノ集光システムを開発~2種類の集光ミラーを組み合わせたハイブリッド型~ 2004放射線利用

軟X線レーザーナノ集光システムを開発~2種類の集光ミラーを組み合わせたハイブリッド型~

軟X線自由電子レーザー(軟X線FEL)を高効率でナノ領域に集光可能なシステム「ハイブリッド型集光システム」を新たに開発した。X線自由電子レーザー施設の軟X線ビームラインにおいて、KBミラーと回転楕円ミラーの二つの集光ミラーを組み合わせた。
「ストライプ照射」だと放射線の影響は軽減される 2004放射線利用

「ストライプ照射」だと放射線の影響は軽減される

放射光X線マイクロビーム技術とマウス精巣器官培養法を組み合わせて、空間的に不均一に放射線を当てた場合には組織機能の回復が生じ、放射線量からの単純な予測より影響が軽減され、放射線の直接当たらなかった細胞の移動が起きていることを実験的に証明。
単色X線とナノ粒子による新規放射線がん治療に向けて オージェ電子発見から100年、新境地を開く 2004放射線利用

単色X線とナノ粒子による新規放射線がん治療に向けて オージェ電子発見から100年、新境地を開く

単一エネルギーをもつX線すなわち単色X線を、ガドリニウムを多孔性シリカナノ粒子により取り込ませたがんの塊に照射することで、その塊がばらばらになり消滅することを明らかにした。
悪性黒色腫に対する標的アイソトープ治療薬候補を開発 2004放射線利用

悪性黒色腫に対する標的アイソトープ治療薬候補を開発

がん細胞の表面に存在する代謝型グルタミン酸1型受容体(mGluR1)に結合し、悪性黒色腫に対するα線を放出する新しい標的アイソトープ治療薬候補211At-AITMの開発に成功し、モデルマウスによりそのがん増殖抑制効果を明らかにした。
超精密な金属製中性子集束ミラー~多様な中性子ビーム集束デバイスの普及に期待~ 0704表面技術

超精密な金属製中性子集束ミラー~多様な中性子ビーム集束デバイスの普及に期待~

金型用の超精密加工技術と金属多層膜の成膜技術を融合させることで、金属材料のみで構成される中性子集束ミラーの開発に成功した。
自然界で最小の励起エネルギーをもつ原子核状態の人工的生成に成功 2004放射線利用

自然界で最小の励起エネルギーをもつ原子核状態の人工的生成に成功

大型放射光施設(SPring-8)の高輝度X線を用いた原子核共鳴散乱技術により、自然界最小の励起エネルギーを持つ原子核状態(アイソマー状態)を、世界で初めて人工的に生成することに成功した。
タンパク質の動きが病気を引き起こす 2004放射線利用

タンパク質の動きが病気を引き起こす

脳内に存在する正常なタンパク質「α-シヌクレイン」の分子の特定の運動が、パーキンソン病発症のカギとなる「アミロイド線維」という異常な塊を作り出す原因となることを、中性子準弾性散乱装置を用いて運動を分子レベルで調べ、世界で初めて突き止めた。
ad
タイトルとURLをコピーしました