1701物理及び化学 アルマ望遠鏡、124億年前の星形成銀河にフッ素を検出 アルマ望遠鏡を用いて遠方にある銀河NGP-190387を観測し、この銀河に含まれる大きなガス雲の中から、フッ化水素が放つ電波を検出しました。124億年前の宇宙の様子を見せてくれています。星は寿命が尽きると中心部で形成された元素を放出すること、この銀河が宇宙誕生後14億年という早い時代にあったものであることを考え合わせると、フッ素を生み出した星の寿命が短かったことを意味しています。 2021-11-16 1701物理及び化学
1701物理及び化学 原始惑星系円盤のリング構造が惑星形成の歴史を残している可能性を示唆 スーパーコンピュータ「アテルイII」のシミュレーションから、原始惑星系円盤に見られる塵(ちり)のリング状構造が、惑星の存在だけではなく、惑星が移動した足跡でもある可能性が明らかになりました。これまでの原始惑星系円盤の観測結果に、新たな視点を与える研究成果です。 2021-11-14 1701物理及び化学
1701物理及び化学 人工ニューラルネットワークで明らかになった高温超伝導の隠れた起源 光電子分光データから人工ニューラルネットワーク(ANN)を活用して『自己エネルギー』と呼ばれる物理量を取り出す手法を開発し、高温超伝導解明の鍵となる引力の痕跡を発見しました。 2021-11-09 1701物理及び化学
1701物理及び化学 J-PARCハドロン実験施設で奇妙な粒子と陽子の散乱現象を精密に測定 大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン実験施設で、ハイペロンの一種であるシグマ粒子を大量に生成し、そのシグマ粒子と陽子の散乱の角度分布を高精度で測定することに世界で初めて成功しました。 2021-11-08 1701物理及び化学
1701物理及び化学 アルマ望遠鏡、130億年前の銀河に水分子を発見、銀河SPT0311-58を観測し一酸化炭素分子と水分子が放つ電波を検出。 アルマ望遠鏡の観測により、宇宙初期の巨大な銀河から水が検出されました。イリノイ大学のシュワーニ・ジャルギュラ氏らの研究チームは、約130億年前の時代にある銀河SPT0311-58を観測し、一酸化炭素分子と水分子が放つ電波を検出しました。 2021-11-08 1701物理及び化学
1701物理及び化学 一般相対性理論におけるエネルギー概念の革新~ブラックホールの新しい描像と新しい保存量~ 重力の量子論を研究する過程で一般座標不変なエネルギーの定義を発見しました。この定義をシュワルツシルトブラックホールに適用することで、ブラックホールは特異点に物質が凝縮した超高密度天体である、ということが分かりました。さらにこの定義を自然に拡張することで、よく知られた対称性から導かれる保存量とは異なる保存量が宇宙のような全体からなる系に存在することを発見しました。 2021-11-06 1701物理及び化学
1701物理及び化学 アルマ望遠鏡、銀河が星の材料を失うメカニズムに迫る アルマ望遠鏡を使っておとめ座銀河団を観測し、銀河団内の星の材料の高解像度調査を完了しました。この研究の主目的は、宇宙物理学の長年の謎である「何が銀河の星形成活動を停止させるのか」という問題に取り組むことです。本研究は、宇宙の極限環境が銀河に深刻な影響を与えていることを示す、これまででもっとも明確な証拠となるものです。 2021-11-04 1701物理及び化学
1701物理及び化学 「富岳」を用いた宇宙ニュートリノの数値シミュレーションに成功 2021年ゴードン・ベル賞ファイナリストに選出2021-10-28 筑波大学本研究では、ブラソフシミュレーションと呼ばれる全く新しい手法を世界で初めて採用し、スーパーコンピュータ「富岳」の全システムを用いて宇宙大規模構造におけるニュートリノ... 2021-10-28 1701物理及び化学
1701物理及び化学 すばる望遠鏡、塵のベールに包まれた原始銀河団の謎を解く すばる望遠鏡などを用いた観測によって、プランク衛星で見つかった非常に明るいサブミリ波源 (PHzG237.01+42.50) が、約 100 億年前の宇宙にある、塵に覆われた「原始銀河団」であることを突き止めました。 2021-10-27 1701物理及び化学
1701物理及び化学 すばる望遠鏡、生まれたての太陽系外惑星を発見 すばる望遠鏡等を用いた直接撮像観測により、若いM型矮星に付随する、年齢 200 〜 500 万年ほどの惑星「2M0437b」を発見しました。2M0437b はこれまで見つかった太陽系外惑星の中で最も若い惑星で、年齢が約 46 億年の地球と比べると、生まれたての赤ちゃんのような惑星です 2021-10-24 1701物理及び化学
1701物理及び化学 電子が動くことのできない磁性絶縁体における マグノンの表面状態と新規輸送現象を理論的に解明 マグノンの波動関数の非自明なトポロジーに由来して、質量をもたないディラック粒子のような分散を持つマグノンが表面に現れる磁性体模型を理論的に提案し、ファンデルワールス磁性体CrI3で実現することを指摘しました。スピンに関する磁気的な対称性だけでなく、結晶の空間的な対称性も組み合わせた対称性により、このトポロジカルマグノン結晶絶縁体が自然に実現します。 2021-10-21 1701物理及び化学
1701物理及び化学 X線バースト天体における不安定マグネシウム燃焼の解明 国際共同研究グループは、これまでの研究で十分に理解されていなかった、X線バースト天体における不安定核マグネシウムの重要な燃焼反応、22Mg(α,p)25Alを実験的に調べ、反応に寄与する共鳴の詳細情報を世界で初めて得ました。それにより、同反応の反応率を世界最高精度で決定するとともに、過去に観測されているX線バーストの光量をより精密に再現することに成功しました。 2021-10-20 1701物理及び化学