核融合研究向け高精度計測システム(Precision Measurement Systems for Fusion Research)

ad

2025-03-31 フラウンホーファー研究機構

核融合研究向け高精度計測システム(Precision Measurement Systems for Fusion Research)© Fraunhofer IMM
Highly stable bolometer chips like this one precisely measure the power in fusion reactors.

フラウンホーファー微細構造・マイクロシステム研究所(Fraunhofer IMM)の研究者たちは、核融合研究用の高精度な測定システムを開発しました。このシステムの中心となるのはボロメーターで、極限環境下でも有効なデータを提供することが可能です。ボロメーターは、シリコンチップ上に4つの個別センサーを備え、各センサーはプラズマからの放射線を吸収し、その温度上昇を白金製のミアンダー抵抗で測定します。これにより、プラズマ内の放射線量を正確に把握することができます。これらのボロメーターは、ガルヒングのASDEX UpgradeやグライフスヴァルトのWendelstein 7-X、中国のEASTなど、世界各地の核融合研究施設で既に使用されています。また、フランス・カダラッシュのITERでも特別に改良されたバージョンが採用されています。フラウンホーファーIMMの専門家は、2025年3月31日から4月4日まで開催されるハノーバーメッセの共同ブース(ホール2、ブースB24)で、これらの高度なセンサーを展示する予定です。

<関連情報>

2000原子力放射線一般
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました