2023-01-26 海上保安庁
1月 26 日、第三管区海上保安本部 羽田航空基地所属航空機により火山観測を実施したところ、明神礁付近(ベヨネース列岩東北東)において薄い黄緑色の変色水を認めました。海上保安庁では、航行警報を発出しています。付近を航行する船舶は注意してください。
1.観測結果
(1)明神礁付近において、直径約 100m の薄い黄緑色の変色水を認めました。
(2)付近に浮遊物は認められませんでした。
2.明神礁は、度々噴火を繰り返しており、昭和 27 年~28 年には大きな噴火が発生しました。その後、昭和 29 年、30 年、35 年、45 年にも噴火しています。近年は、平成 29 年3月~11 月に変色水が確認されていました。
3.海上保安庁では航行警報を発出して、付近を航行する船舶に注意を呼びかけています。
当庁が実施した観測結果は、随時、海上保安庁海洋情報部HPの「海域火山データベース」にて公開しています。
Web アドレス:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/list-2.htm
明神礁の変色水 (2023 年1月 26 日 13:18 撮影)
<参考> 明神礁について
東京から南に約 420km の位置にある海底活火山で、最も浅い部分の水深は約 50m です。
明神礁の位置図出典:海しる(海洋状況表示システム)
Web アドレス:https://www.msil.go.jp