国立天文台が撮影した2021年11月19日の部分月食

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2021-11-26 国立天文台

国立天文台三鷹キャンパスで撮影した2021年11月19日の部分月食(食の最大の頃)国立天文台三鷹キャンパスで撮影した2021年11月19日の部分月食(食の最大の頃)。撮影時刻18時6分(日本時間)、食分0.97。撮影者:佐藤幹哉(クレジット:国立天文台) オリジナルサイズ(2.7MB)


2021年11月19日、最大食分が0.978という「ほぼ皆既」の部分月食が起こりました。国立天文台天文情報センターは、東京都にある三鷹キャンパスで部分月食のライブ配信と撮影を行いました。当夜の東京地方の天候は曇りがちで、月は雲の隙間からときおり姿を現すような状況でしたが、ライブ配信と撮影を完遂することができました。ここでは、その成果をお届けします。

ライブ配信

解説:山岡均、渡部潤一。配信スタッフ:三上真世、伊藤博則、内藤誠一郎、柴田雄、佐藤亮。

三鷹キャンパスの建物の屋上に設置したビデオカメラと望遠鏡で撮影した月の映像を、山岡均(やまおか ひとし)准教授と渡部潤一(わたなべ じゅんいち)上席教授の解説とともに全国にお届けしました。YouTubeのライブでの再生数は45万回を超え、多くの方に今回の部分月食を楽しんでいただけたようです。このライブ配信は、YouTubeでアーカイブ(見逃し配信)をご覧いただけます。

部分月食のさまざまな姿

冒頭の写真にあるような望遠鏡で撮影した部分月食の様子だけでなく、部分月食とプレアデス星団が並んだ様子や風景の撮影も行いました。部分月食のさまざまな姿をお楽しみください。

すばる(プレアデス星団/M45)と部分月食。すばる(プレアデス星団/M45)と部分月食。撮影者:長山省吾(クレジット:国立天文台) オリジナルサイズ(20.7MB)

部分月食タイムラプス。撮影者:長山省吾(クレジット:国立天文台)全天球カメラによる部分月食ライブ配信と撮影の様子。全天球カメラによる部分月食ライブ配信と撮影の様子。いろいろな方向を見られる全天球画像はTHETAウェブサイトでご覧いただけます。撮影者:長山省吾(クレジット:国立天文台)。

次の月食は、2022年11月8日の皆既月食

次に日本全国で見られる月食は、およそ1年後の2022年11月8日に起こります。このときは、午後7時16分から午後8時42分に皆既月食になります。予報の詳細は、暦計算室サイトの「月食各地予報」で確認できます。国立天文台では、次の皆既月食もライブ配信や撮影を行う予定です。次の皆既月食もぜひお楽しみください。
文:長山省吾(国立天文台 天文情報センター)

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