2019年度第2回太平洋いわし類・マアジ・さば類漁海況予報

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2019-12-23 国立研究開発法人水産研究・教育機構

 漁海況予報は、水産庁の「水産資源調査・評価推進委託事業」を中心に、資源の合理的利用、漁業経営の安定及び操業の効率化を図り、資源の持続的利用に役立てることを目的として行っているものです。

 太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報は、関係試験研究機関による資源調査結果等を踏まえて、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所が取りまとめたものです。

 今回の予報は、2020年1月から6月までの太平洋沿岸域における海況及びいわし類・マアジ・さば類の漁況について見通しを示すものです。

 

2019年12月23日

国立研究開発法人 水産研究・教育機構

2019年度 第2回 太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報

- 別表の水産関係機関が検討し国立研究開発法人水産研究・教育機構 中央水産研究所がとりまとめた結果 -

今後の見通し(2020年1月~6月)のポイント

海況

黒潮はA型(※1) で推移する。沿岸水温は、室戸岬以西は「平年並」(※2) ~「高め」(※2) 、紀伊水道外域は 「低め」(※2) ~「平年並」、熊野灘~相模湾は「平年並」~「高め」で暖水波及時に「極めて高め」(※2) 、 伊豆諸島海域は「高め」、房総~常磐南部海域は「平年並」~「やや高め」(※2) で推移する。

※1 黒潮を遠州灘沖から伊豆諸島周辺海域の流路で分類する A型:流路南端が北緯32度以南

※2 平年並=平年値±0.5℃程度、低め=平年値-1.5℃程度、 やや高め=平年値+1.0℃程度、高め=平年値+1.5℃程度、 極めて高め=平年値+2.5℃以上。ただし、鹿島灘~常磐南部海域の基準は次頁末尾を参照のこと。

漁況(来遊量予測)

マイワシ

紀伊水道外域以西では低水準、熊野灘以東では 前年並~上回る。

カタクチイワシ

相模湾以西では前年並~下回り、 房総海域以北では前年を上回る。

ウルメイワシ

室戸岬以西では前年並~上回る海域が多く、 以東では前年並~下回る。

マアジ

低水準。

マサバ・ゴマサバ

マサバは犬吠以北では前年を上回り、 伊豆諸島以西では前年並となる海域が多い。 ゴマサバは低水準。

問い合わせ先

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所

担当:業務推進部 銭谷、木村 漁況:資源研究センター 西田、由上、古市、上村、井須、入路 海況:海洋・生態系研究センター 市川、日下

当資料のホームページ掲載先URL

国立研究開発法人水産研究・教育機構
1401漁業及び増養殖1404水産水域環境
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