2019-12-06 JAXA
JAXAでは、全球降水観測(GPM)計画の下、GPM主衛星に搭載された二周波降水レーダ(DPR)と、複数の衛星を組み合わせて作成した衛星全球降水マップ(GSMaP)により、宇宙から世界の雨を観測しています。今回は、2019年12月にフィリピンに被害をもたらした台風Kammuri(カンムリ)の衛星降水観測事例を報告します。フィリピンのマニラ観測所(Manila Observatory)では、台風Kammuriに関するレポートを公開しており、JAXAのGSMaPデータも情報源の一つとして役立てられています(図1)。
図1. Manila Observatoryによるレポートの抜粋
©JAXA/EORC