平成30年10月の地殻変動

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2018/11/08  国土地理院

全国の地殻変動概況

別紙1~7は、国土地理院が全国に展開している電子基準点等のGNSS連続観測網(GEONET)の観測結果から求めた2018年9月下旬から2018年10月下旬までの1か月間の地殻変動を表したものです。東日本の広い範囲で、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
火山周辺では、硫黄島において継続的な地殻変動が見られます。

別紙1 全国 (PDF形式:862KB)

別紙2 北海道地方 (PDF形式:261KB)

別紙3 東北地方 (PDF形式:293KB)

別紙4 関東・中部地方 (PDF形式:449KB)

別紙5 近畿・中国・四国地方 (PDF形式:983KB)

別紙6 九州地方 (PDF形式:665KB)

別紙7 沖縄地方 (PDF形式:215KB)

トピックス
  • 吾妻山周辺では2018年5月頃から一部の基線で山体の膨張を示すわずかな地殻変動が見られています。(別紙8)
  • 草津白根山周辺では、2018年4月頃から見られた、「草津」-「長野栄」の基線での伸びは2018年7月頃から鈍化しています。(別紙9)
  • 硫黄島では、2018年9月8日から「硫黄島1」が12cm程度、「M硫黄島A」が10cm程度北向きに変動し、「硫黄島2」は南向きに10cm程度変動しました。また、9月8日から9日にかけて、「硫黄島1」及び「M硫黄島A」が10cm程度隆起したあと沈降しました。なお、こうした急激な変動は鈍化しました。(別紙10)
  • 霧島山周辺では、霧島山を挟む基線で2018年7月頃から伸びの傾向が継続しています。(別紙11)
  • 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む基線での伸びは停滞しています。桜島島内は2018年3月頃から伸びの傾向が鈍化していましたが、5月頃から停滞しています。(別紙12)
  • 口永良部島では、顕著な地殻変動は観測されていません。(別紙13)
補足説明
  • 全国の1年間の地殻変動(2017年10月下旬から2018年10月下旬まで、別紙14)からは、以下のような傾向が見られます。
    • 東北から関東・中部までの広い範囲で、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
    • 平成30年北海道胆振東部地震に伴う地殻変動が見られます。
    • 硫黄島では、島内の地殻変動が見られます。
    • その他の地方では、プレート運動による定常的な地殻変動が見られます。

別紙一覧

別紙8 吾妻山周辺の地殻変動 (PDF形式:418KB)

別紙9 草津白根山周辺の地殻変動 (PDF形式:419KB)

別紙10 硫黄島周辺の地殻変動 (PDF形式:853KB)

別紙11 霧島山周辺の地殻変動 (PDF形式:727KB)

別紙12 桜島周辺の地殻変動 (PDF形式:597KB)

別紙13 口永良部島周辺の地殻変動 (PDF形式:233KB)

別紙14 全国の地殻変動(水平)-1年間- (PDF形式:872KB)

問い合わせ先
国土交通省国土地理院
地理地殻活動研究センター  地殻変動研究室長  矢来 博司    
測地観測センター      地殻監視課長    真野 宏邦
1702地球物理及び地球化学
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