「インド洋まぐろ類委員会(IOTC)第22回 年次会合」の結果について

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2018-05-28 水産庁

「インド洋まぐろ類委員会(IOTC)第22回 年次会合」の結果について

平成30年5月21日(月曜日)から5月25日(金曜日)まで、バンコク(タイ)において「インド洋まぐろ類委員会(IOTC)第22回 年次会合」が開催され、インド洋におけるマグロ類の保存管理措置等について議論が行われました。

1.IOTCとは

「インド洋まぐろ類委員会(IOTC*)」は、インド洋におけるマグロ類(カツオ、マグロ、カジキ類)の保存及び最適利用の促進を目的として設立された地域漁業管理機関です。

毎年開催されている年次会合において、対象資源の保存管理措置等が議論され、決定されています。

なお、我が国の漁船は、委員会の管轄水域において、はえ縄漁船(平成29年(2017年):39隻)及びまき網漁船(平成29年(2017年):3隻)が操業を行っています。

*IOTC: Indian Ocean Tuna Commission

2.開催日程及び場所

日程:平成30年5月21日(月曜日)~5月25日(金曜日)

場所:バンコク(タイ)

3.参加国・地域

27カ国・地域

4.我が国出席者

太田 愼吾(おおた しんご)水産庁 資源管理部 審議官(我が国代表)ほか、水産庁、外務省、国立研究開発法人 水産研究・教育機構 国際水産資源研究所、海外漁業協力財団及び関係業界の関係者

5.結果概要

(1)マグロ類の保存管理措置
IOTCの「科学委員会」から資源状態が良好でないと指摘されているカジキ類について、
(ア)インド洋全体の総漁獲量制限の設定、
(イ)60cm以下の魚体の船上保持禁止等が採択されました。なお、キハダについては、資源
管理措置の見直しは見送られ、現行措置を継続することとなりました。
(2)サメ類の保存管理措置
ヨシキリザメの漁獲量を制限する措置の導入が議論されました。漁獲量を正確に把握するため、漁獲データ報告体制の向上を図りつつ、平成33年(2021年)に実施される資源評価の結果を踏まえ、必要な措置を検討することが採択されました。
(3)IUU漁船リストの相互掲載
IUU(違法・無報告・無規制)漁業対策の強化のため、我が国の提案に基づき、他の地域漁業管理機関等のIUU漁船リストに掲載された漁船について、IOTCのリストにも掲載する措置が採択されました。
(4)次回年次会合
次回年次会合は、平成31年(2019年)6月に開催される予定です(開催地未定)。

6.その他

平成30年5月18日付けプレスリリース「インド洋まぐろ類委員会(IOTC)第22回 年次会合」の開催について
<http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/180518.html>

<添付資料> インド洋まぐろ類委員会(IOTC)の概要(PDF : 564KB)

お問合せ先

資源管理部国際課 担当者:荒、山田

1401漁業及び増養殖
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