2026-07-29 国土地理院
国土地理院は、2026年7月28日16時27分頃に発生した令和8年熊本地震(M7.1、最大震度7)に伴う地殻変動を、陸域観測技術衛星「だいち2号(ALOS-2)」の観測データを用いたSAR干渉解析により公表した。2025年8月12日と2026年7月28日の観測データを比較した結果、日奈久断層帯北西部で最大約50cm、南東部で最大約10cmの衛星に近づく変動が確認された。今回の観測は東側上空から実施されたため、「衛星に近づく変動」は主に地表の東向きの移動または隆起を示す。解析には高分解能モードのALOS-2データを使用し、対流圏遅延補正には気象庁の数値予報格子点データを適用した。国土地理院は、本結果は速報値であり、今後の詳細な解析によって内容が更新される可能性があるとしている。本成果は、地震に伴う断層活動や地殻変動の把握、被害状況の評価、今後の地震活動や防災対策の基礎資料として重要な役割を果たす。

図1 2025年8月12日(ALOS-2)~2026年7月28日(ALOS-2)の解析結果
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