2025-03-12 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学 (UBC)
Photo credit: NASA/GSFC
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の天文学者を含む国際研究チームは、カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(CFHT)を用いて2019年から2021年にかけて土星周辺の詳細な観測を行い、62個の新たな衛星を発見しました。 さらに、2023年の3か月間にわたる追加観測により、さらに128個の新衛星を確認しました。これにより、土星の既知の衛星数は274個となり、木星を大きく上回ることとなりました。これらの新衛星はすべて「不規則衛星」と呼ばれるもので、太陽系の初期に土星に捕獲された天体の破片であると考えられています。これらの発見は、土星の衛星系の進化や太陽系の歴史を理解する上で重要な手がかりとなります。
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