1504数理・情報 同期状態によらず振動子のネットワーク推定が可能に～データを捨てて精度を向上～
2025-09-12 東京大学東京大学の研究チームは、脳や心臓の細胞など周期的に振動する要素（振動子）のネットワークを、同期状態でも高精度に推定できる新手法を開発した。従来、振動子が同期すると相互作用の影響がデータに現れにくく、つながりを特...
1504数理・情報 
1502サービスマネジメント AIが古着一着ごとの環境負荷を「見える化」～フリマアプリの商品情報から、環境負荷の算出根拠となる「製品固有データ」を自動抽出～
2025-09-12 東京大学東京大学とメルカリの研究チームは、フリマアプリ出品衣料の温室効果ガス排出量をAIで自動推計する手法を開発した。GPT-4oを用いて商品画像や説明文から素材組成・サイズ・洗濯方法・使用回数を抽出し、排出係数データ...
1904環境影響評価 森林をソーラー発電所に変える影響を評価：利益と地域負担の両面（Replacing Forests With Solar a Net Positive, But Neighbors Bear an Outsized Burden）
2025-09-11 マサチューセッツ大学アマースト校マサチューセッツ大学アマースト校の研究は、森林を大規模太陽光発電に転換することの利益と負担を分析した。対象は40エーカー超を伐採して設置予定だった9.35MWのソーラー事業で、20年間の...
0106流体工学 乱流の急激な遷移、曲率のあるパイプで発生する可能性（Turbulence With a Twist）
2025-09-11 カリフォルニア大学サンディエゴ校（UCSD）流体が層流から乱流へ移る遷移は従来、流体力学で研究されてきたが、近年は「浸透現象」と統計物理の理論で説明可能とされる。UCサンディエゴの研究チームは、曲がったパイプ内の流れで...
1105建築環境 住まいの炭素フットプリント削減に効果的な生活様式とは（Living differently will help reduce your home’s carbon footprint）
2025-09-11 スイス連邦工科大学ローザンヌ校（EPFL）EPFLの研究は、ヴォー州の住宅約2万棟を対象に、建設時の埋込炭素と運用時の排出を分析し、住人一人あたりの年間CO₂排出量を算定した。都市部では古い建物が多く、暖房効率の低さか...
1701物理及び化学 シミュレーションが宇宙の謎を解明、新たな古代星系を発見（Simulations solve centuries-old cosmic mystery – and discover new class of ancient star systems）
2025-09-11 バース大学バース大学などの国際研究チームは、超高解像度宇宙シミュレーション「EDGE」を用い、球状星団の起源に関する長年の謎を解明し、矮小銀河と球状星団の中間に位置する新たな古代星系を発見した。球状星団は暗黒物質をほと...
0300航空・宇宙一般 オックスフォードが開発したAIツール、騒がしい空から超新星を発見（AI tool developed at Oxford helps astronomers find supernovae in a sky full of noise）
2025-09-11 オックスフォード大学オックスフォード大学は、AIツール「Virtual Research Assistant（VRA）」を開発し、超新星探索の効率を大幅に向上させた。ATLAS望遠鏡は一晩で数百件のアラートを生むが多く...
1204農業及び蚕糸 トウモロコシの温室効果ガス排出削減法を発見、収量に影響なし（Researchers Discover Ways to Cut Maize’s Greenhouse Gas Emissions Without Hitting Yields）
2025-09-08 中国科学院(CAS)中国科学院大気物理研究所の国際共同研究は、トウモロコシ栽培において収量を維持しながら温室効果ガス排出を削減できる方法を提示した。中国の温帯・亜熱帯、ケニアの熱帯を対象に、化学肥料と有機肥料の併用や作...
1105建築環境 緑の屋上と太陽光発電パネル：建物所有者にとっての最強コンビ（Green roofs and solar panels: A winning combo for building owners）
2025-09-11 シンガポール国立大学（NUS）シンガポール国立大学（NUS）、国立公園局（NParks）、建築庁（BCA）の共同研究は、緑化屋根と太陽光パネルを併用することで建物オーナーに多面的な利益があると示した。植物が屋根表面を冷...
0505化学装置及び設備 ＧＳユアサと北海道大学が共同研究で革新的な CO2分離回収技術を開発～高エネルギー効率・99%以上の高濃度 CO2ガス回収を実現～
2025-09-10 株式会社 ＧＳユアサＧＳユアサと北海道大学は、電気透析を応用した革新的なCO₂分離回収技術を共同開発し、小型実証機を稼働させました。本技術は独自のpHスイング機構を採用することで高エネルギー効率を実現し、99%以上の高...
1404水産水域環境 画像イメージングによる主要動物プランクトン動態の解析～優占カイアシ類2属の個体群構造と昼夜鉛直分布の季節変化が明らかに～
2025-09-10 北海道大学北海道大学大学院水産科学院修士課程の高天氏（研究当時）と同大学水産科学研究院の山口篤准教授らは、西部北太平洋亜寒帯域の定点（水深0–1000m）で季節ごとに昼夜採集した動物プランクトン試料をZooScanによ...
1700応用理学一般 単一元素金属がガラス化する仕組みを解明～結晶化と準結晶化の競合がガラス形成を促進する～
2025-09-10 東京大学東京大学の田中肇シニアプログラムアドバイザー（名誉教授）らは、単一元素金属がガラス化するメカニズムを大規模シミュレーションで解明しました。研究では、ガラス化するタンタル（Ta）と結晶化しやすいジルコニウム（Zr...