東京大学

同期状態によらず振動子のネットワーク推定が可能に~データを捨てて精度を向上~ 1504数理・情報

同期状態によらず振動子のネットワーク推定が可能に~データを捨てて精度を向上~

2025-09-12 東京大学東京大学の研究チームは、脳や心臓の細胞など周期的に振動する要素(振動子)のネットワークを、同期状態でも高精度に推定できる新手法を開発した。従来、振動子が同期すると相互作用の影響がデータに現れにくく、つながりを特...
AIが古着一着ごとの環境負荷を「見える化」~フリマアプリの商品情報から、環境負荷の算出根拠となる「製品固有データ」を自動抽出~ 1502サービスマネジメント

AIが古着一着ごとの環境負荷を「見える化」~フリマアプリの商品情報から、環境負荷の算出根拠となる「製品固有データ」を自動抽出~

2025-09-12 東京大学東京大学とメルカリの研究チームは、フリマアプリ出品衣料の温室効果ガス排出量をAIで自動推計する手法を開発した。GPT-4oを用いて商品画像や説明文から素材組成・サイズ・洗濯方法・使用回数を抽出し、排出係数データ...
単一元素金属がガラス化する仕組みを解明~結晶化と準結晶化の競合がガラス形成を促進する~ 1700応用理学一般

単一元素金属がガラス化する仕組みを解明~結晶化と準結晶化の競合がガラス形成を促進する~

2025-09-10 東京大学東京大学の田中肇シニアプログラムアドバイザー(名誉教授)らは、単一元素金属がガラス化するメカニズムを大規模シミュレーションで解明しました。研究では、ガラス化するタンタル(Ta)と結晶化しやすいジルコニウム(Zr...
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低電圧駆動アクティブメタサーフェスを実証~わずか1 Vで反射光を高速に変調するメタ表面を実現~ 0400電気電子一般

低電圧駆動アクティブメタサーフェスを実証~わずか1 Vで反射光を高速に変調するメタ表面を実現~

2025-09-11 東京大学東京大学大学院工学系研究科の相馬豪大学院生、種村拓夫教授らの研究チームは、低電圧で動作可能なアクティブメタサーフェスを実証しました。光の波長以下の微細構造をもつシリコン格子と有機電気光学材料を組み合わせ、構造の...
小惑星リュウグウの岩石は氷を十億年も持っていた!~地球の材料天体に従来見積もりの2〜3倍の水があった可能性~ 1702地球物理及び地球化学

小惑星リュウグウの岩石は氷を十億年も持っていた!~地球の材料天体に従来見積もりの2〜3倍の水があった可能性~

2025-09-11 東京大学東京大学らの研究チームは「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウ試料をルテチウム–ハフニウム同位体で分析し、炭素質小惑星が誕生から10億年以上も氷を保持していた証拠を発見した。氷は母天体への衝突で溶け、水として流出...
強誘電体酸化物の巨大抵抗変化を利用して脳型素子を実現~強誘電体の電気分極を用いてシナプスの機能を模倣する~ 0403電子応用

強誘電体酸化物の巨大抵抗変化を利用して脳型素子を実現~強誘電体の電気分極を用いてシナプスの機能を模倣する~

2025-09-09 東京大学東京大学の研究グループは、強誘電体チタン酸鉛(PbTiO₃)の高品質単結晶薄膜に酸素欠損を導入し、巨大な抵抗変化を示す新型メモリスタ素子を開発した。従来のPbTiO₃は絶縁性が強く電流が流れにくいが、欠損導入に...
オンチップテラヘルツポンププローブ分光系の開発と超伝導体への応用~超高速電流により量子物質制御を実現する新たな手法~ 1700応用理学一般

オンチップテラヘルツポンププローブ分光系の開発と超伝導体への応用~超高速電流により量子物質制御を実現する新たな手法~

2025-09-09 東京大学東京大学の研究チームは、チップ上導波路を利用してピコ秒(1兆分の1秒)スケールの電磁応答を測定できるオンチップテラヘルツポンププローブ分光法を開発した。これは、テラヘルツ波を導波路内に閉じ込めて試料に作用させ、...
黒点を横切る惑星が伝える、傾いた惑星系の姿 1701物理及び化学

黒点を横切る惑星が伝える、傾いた惑星系の姿

2025-09-09 自然科学研究機構自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター・東京大学らは、赤色矮星TOI-3884で惑星TOI-3884bが恒星黒点を繰り返し横切る「黒点通過トランジット」を、多色カメラMuSCAT3/4(LCO 2...
星の死に際の“破壊的核燃焼”を明らかに~超新星残骸から爆発直前の激しい核燃焼過程の観測的証拠を掴む~ 1701物理及び化学

星の死に際の“破壊的核燃焼”を明らかに~超新星残骸から爆発直前の激しい核燃焼過程の観測的証拠を掴む~

2025-09-03 明治大学明治大学・東京大学・京都大学らの国際共同研究チームは、超新星残骸「カシオペア座A」のX線観測から、大質量星が爆発する直前に内部で起きる「破壊的核燃焼」の証拠を世界で初めて捉えました。通常、星の内部構造は観測でき...
球形のナノダイヤモンドを低温・低圧下で合成~有機分子の電子線照射による化学反応の精密制御~ 0500化学一般

球形のナノダイヤモンドを低温・低圧下で合成~有機分子の電子線照射による化学反応の精密制御~

2025-09-05 東京大学東京大学の中村栄一特任教授らの研究グループは、ダイヤモンド骨格を持つ有機分子アダマンタン結晶に電子線を数秒照射することで、従来の超高温・超高圧条件を用いず、低温(–173~23℃)・低圧(10⁻⁵ Pa)下で球...
異方的成長による量子ニードルの合成を実現~近赤外光応答ナノ物質の開発に向けて~ 0703金属材料

異方的成長による量子ニードルの合成を実現~近赤外光応答ナノ物質の開発に向けて~

2025-09-05 東京大学東京大学の研究グループは、金ナノクラスターが特定条件下で四面体Au4や三角形Au3を基本単位として異方的に逐次成長する過程を単結晶X線構造解析で可視化し、胴径わずか金3原子でできた超極細一次元構造「金量子ニード...
単一の半導体材料にて正孔と電子の異なる輸送異方性を実証~分子半導体における理論予測を実証し、次世代電子デバイス開発の新たな指針を提示~ 0403電子応用

単一の半導体材料にて正孔と電子の異なる輸送異方性を実証~分子半導体における理論予測を実証し、次世代電子デバイス開発の新たな指針を提示~

2025-09-04 東京大学,横浜国立大学,東京理科大学,産業技術総合研究所,科学技術振興機構東京大学、横浜国立大学、東京理科大学、産総研、JSTの研究チームは、独自に開発したアンバイポーラ分子半導体「Ni(4OPr)」を用いて、単一材料...
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