愛媛大学

メジャーライトの高温高圧実験に初めて成功 1702地球物理及び地球化学

メジャーライトの高温高圧実験に初めて成功

超高温超高圧の状態において、地球を構成するザクロ石の一種であるメジャーライトと呼ばれる鉱物の超音波伝播速度の測定実験に成功した。この実験は、地球のマントル遷移層(地球の表面の下、深さ410 kmから660 kmの領域)の底に相当する、約18万気圧、1700℃の超高温超高圧の条件下で行われた。
真珠の輝きを再現できる新しい光学モデルの構築に成功 1401漁業及び増養殖

真珠の輝きを再現できる新しい光学モデルの構築に成功

真珠内部での光の透過、反射、散乱を考慮した新しい光学モデルを構築し、真珠の輝きを生み出す干渉色を光学計算により再現する技術を開発した。
Fe-Fe原子間距離の伸長によるFe-Ni合金のゼロ熱膨張メカニズムを観測 0501セラミックス及び無機化学製品

Fe-Fe原子間距離の伸長によるFe-Ni合金のゼロ熱膨張メカニズムを観測

Fe-Niインバー合金の「インバー効果」と呼ばれる熱膨張が生じずゼロとなるメカニズムが、原子レベルで構造を可視化するとFe-Fe原子間距離の伸び縮みであることを初めて明らかにした。
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地球や月といった天体のマントルに含まれる炭素量はどのように決まったのか? 1702地球物理及び地球化学

地球や月といった天体のマントルに含まれる炭素量はどのように決まったのか?

惑星材料物質であるコンドライト組成の試料を用いて先行研究よりも現実的な系の液体鉄―マグマ間の炭素分配を実験的に決めた。
「平面 & 曲面」ピロール縮環アザコロネン 3次元構造がもたらすπ電子機能への影響 0502有機化学製品

「平面 & 曲面」ピロール縮環アザコロネン 3次元構造がもたらすπ電子機能への影響

平面および曲面状のピロール縮環アザコロネン類の合成に成功し、その特徴的な構造、酸化還元特性、ならびに芳香族性に及ぼす影響などを明らかにした。
トカラ海峡の岩礁で生じる強力な混合と黒潮の肥沃化 1404水産水域環境

トカラ海峡の岩礁で生じる強力な混合と黒潮の肥沃化

急峻な地形(岩礁)の背後で黒潮内部に生じる強力な乱流の発達過程や、それに伴う栄養塩の表層への鉛直輸送の観測に成功した。この肥沃効果は驚くほど大きく、黒潮の豊かな生態系の根幹を支えていると考えられる。
世界初!麦類赤かび病菌感染のリアルタイム解析システムを開発 1202農芸化学

世界初!麦類赤かび病菌感染のリアルタイム解析システムを開発

2021-03-16 愛媛大学概要愛媛大学大学院農学研究科食料生産学専攻の八丈野孝准教授、名古屋大学大学院生命農学研究科応用生命科学科の木村真准教授、金沢大学学際科学実験センターの西内巧准教授らの研究グループは、麦類赤かび病菌の感染プロセス...
ペプチド中のD-アミノ酸の検出を可能にする 世界初の多次元赤外円二色性分光装置を開発 0505化学装置及び設備

ペプチド中のD-アミノ酸の検出を可能にする 世界初の多次元赤外円二色性分光装置を開発

2021-01-29 愛媛大学,科学技術振興機構ポイント キラリティ検出のために波数軸に加えてさらに時間軸と空間軸を追加した多次元赤外円二色性システム(熱光源と量子カスケードレーザーの切り替え可能なコンカレントシステム)を開発しました。 水...
日本初となる洋上でのローカル5G利用のための無線局免許の交付 1401漁業及び増養殖

日本初となる洋上でのローカル5G利用のための無線局免許の交付

2020-11-10 愛媛大学令和2年10月27日(火)、本学が養殖生け簀の魚の動きや数の映像情報を5Gによって三次元位置測定装置に送信する実証を行うための5G実験試験局として免許されたことに伴い、免許状の授与式が行われ、四国総合通信局の野...
地球中心核へ運ばれた水の挙動~中心核の表面のさび~ 1701物理及び化学

地球中心核へ運ばれた水の挙動~中心核の表面のさび~

2020-10-02 愛媛大学ポイント 地球中心核は主に金属鉄を主成分とし、超高温高圧の環境である。 高温高圧下における水と金属鉄の化学反応を、放射光X線を用いた実験により観察した。 反応に伴う金属鉄表面の酸化鉄の形成を確認した。 地球内部...
ナノ秒レーザーパルス照射によってジアリールエテンナノ粒子の光異性化反応が増幅する! 1700応用理学一般

ナノ秒レーザーパルス照射によってジアリールエテンナノ粒子の光異性化反応が増幅する!

2020-09-25 愛媛大学ポイント 光誘起開環反応を示すジアリールエテンのナノ粒子に、ナノ秒パルスレーザーを1発照射すると、閉環体から開環体への反応量が最大で80倍、増大することを見出した。 ナノ粒子中でのみ起こる反応量の増大メカニズム...
レアアース化合物に価数の異なるイオンを仲介する電子を発見 1701物理及び化学

レアアース化合物に価数の異なるイオンを仲介する電子を発見

2020-09-17 愛媛大学概要大阪府立大学(学長:辰巳砂 昌弘)大学院工学研究科 安齋 太陽 准教授、広島大学 放射光科学研究センター 佐藤 仁 准教授、愛媛大学 大学院理工学研究科 平岡 耕一 教授らの研究グループは、レアアース化合物...
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