分子科学研究所

0403電子応用

結晶表面超構造によるトポロジカル電子の制御~表面原子層のみを操作して「頑固」なトポロジカル電子を「柔軟」に~

2022-09-28 分子科学研究所 研究成果のポイント ◆ トポロジカル絶縁体(TI) ※1の表面電子状態(TSS)は、結晶内部の電子状態の対称性により保護されているため、表面原子構造の違いによる影響は受けないと従来は考えられていたが、結...
1700応用理学一般

右巻き粒子と左巻き粒子を光の力で区別する

2022-09-22 分子科学研究所 発表のポイント キラルな金ナノ微粒子を円偏光で光トラッピングを行い、光の力(光勾配力)の偏光に対する依存性を調査した。円偏光が右回りか左回りか、また光トラップされるナノ微粒子が右巻きか左巻きかによって、...
1701物理及び化学

小惑星リュウグウ:太陽系外縁部からの来訪者~多機関連携分析が読み解いた小惑星の記録~

2022-08-16 分子科学研究所 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)(理事長 大和裕幸)超先鋭研究開発部門高知コア研究所の伊藤元雄主任研究員を代表とするPhase-2キュレーション※1高知チームは、2021年6月2...
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1601コンピュータ工学

単一原子レベルで世界最速の2量子ビットゲートに成功~ 超高速量子コンピュータ実現へのブレークスルー~

2022-08-09 分子科学研究所 発表のポイント •「ほぼ絶対零度に冷却したミクロン間隔の原子2個を、超高速レーザーで操作する」という全く新しい方法によって、世界最速の2量子ビットゲート(量子コンピューティングに必要不可欠な基本演算要素...
0501セラミックス及び無機化学製品

光電子運動量顕微鏡で明らかにしたグラファイト原子1層のステップ構造

2022-07-13 分子科学研究所 発表のポイント ・グラファイトの結晶は炭素のハチの巣状の原子層が積み重なる構造を持つ。表面を層に平行にへき開切断すると、奇数層目と偶数層目とで、それぞれ鏡面に映した関係の3回対称の構造が表面に現れる。し...
0500化学一般

全フッ素化カーボンナノリングを初合成 ~貴金属触媒を使わず市販の化合物からワンポットで合成可能~

2022-07-01 分子科学研究所 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 分子科学研究所の瀬川 泰知 准教授(国立大学法人総合研究大学院大学 物理科学研究科構造分子科学専攻 准教授)、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学トランスフォー...
1700応用理学一般

放射光の時間構造をアト秒精度で制御

2022-06-28 分子科学研究所 概要 九州シンクロトロン光研究センターの金安達夫副主任研究員、名古屋大学シンクロトロン光研究センターの高嶋圭史教授、真野篤志技術職員、富山大学の彦坂泰正教授、広島大学放射光科学研究センターの加藤政博教授...
0500化学一般

アモルファス構造のトポロジーから熱伝導率を予測する技術を開発~ミクロな構造と材料機能の相関解明に期待~

2022-06-24 分子科学研究所 ポイント ・従来の方法では、非晶質(アモルファス)(1)が持つ構造の特性を系統的に抽出できず、熱伝導と原子スケールでのミクロな構造を結びつけることができなかった。 ・トポロジカルデータ解析(2)を活用す...
1700応用理学一般

炭素でできたメビウスの輪を合成 ~カーボンナノベルトにひねりが加わり裏表のない分子に~

2022-05-20 分子科学研究所 自然科学研究機構分子科学研究所の瀬川 泰知 准教授、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)の伊丹 健一郎 教授らは、炭素のメビウスの輪「メビウス...
0500化学一般

AIが化学反応の行方を説明してくれる!~コンピュータシミュレーションに対して説明を与える人工知能の応用~

2022-04-21 分子科学研究所 研究成果のポイント ・コンピュータシミュレーションと人工知能の融合により、化学反応の遷移状態※1を特定し反応の成否を決める要因を突き止める方法論を開発 ・反応物と生成物の中間にある遷移状態は不安定であり...
1700応用理学一般

単一分子光電流計測法の開発~単一分子で生じる光電エネルギー変換の観測に成功~

2022-03-31 理化学研究所,分子科学研究所 理化学研究所(理研)開拓研究本部Kim表面界面科学研究室の今井みやび特別研究員、今田裕上級研究員、金有洙主任研究員、分子科学研究所の三輪邦之助教らの共同研究グループは、単一分子内で生じる光...
0504高分子製品

“酵素でペットボトルをリサイクル”PET分解酵素の産業応用に向けた共同研究を開始

酵素によるPETリサイクル技術の確立に向けた共同研究を開始します。近年、プラスチックの問題が注視されている中、容器包装資源が循環する持続可能な仕組みを作っていくことは喫緊の課題で、解決策としてケミカルリサイクル技術への関心が高まっています。ケミカルリサイクル技術とは、廃ペットボトルを選別、粉砕、洗浄して汚れや異物を取り除いた上で化学分解処理を行い、PETの中間原料まで分解、精製したものを再びPETに合成する方法です。
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