分子科学研究所

1700応用理学一般

量子コンピューター開発への応用などにも期待 二次元に閉じ込めた重い電子をはじめて実現

2023-12-04 分子科学研究所 【研究成果のポイント】 ◆ 低温で金属の電気抵抗は下がるが、不純物がわずかにあると逆に抵抗が上がる現象が知られている。これは電流を担う「電子が動きにくくなる」ためであり、「近藤効果※1」と呼ばれている。...
1700応用理学一般

反強磁性体に隠れた質量ゼロの電子を初めて観測 ~省エネルギー技術や量子デバイスへの応用を開く~

2023-11-20 東北大学 材料科学高等研究所 准教授 相馬清吾 【発表のポイント】 スピン(注1)が交互に配列した反強磁性体(注2)のネオジム・ビスマス化合物(NdBi)における微小な磁気ドメイン(注3)の中の電子状態(電子構造)(注...
0402電気応用

室温で作動するH-導電性固体電解質の開発~電気陰性度の低いカチオンの導入が電解質作動を可能に~

2023-10-20 理化学研究所,分子科学研究所,高エネルギー加速器研究機構,ファインセラミックスセンター,J-PARCセンター 理化学研究所(理研)開拓研究本部 小林固体化学研究室の小林 玄器 主任研究員(分子科学研究所 教授(研究当時...
ad
1700応用理学一般

微細な光の力で、ナノスケールの左右を観察

2023-10-06 分子科学研究所 【発表のポイント】および【概要】 分子科学研究所の山西絢介特任助教、AHN Hyo-Yong特任助教、岡本裕巳教授らの研究グループは、キラルな金ナノ構造体に円偏光を照射し、その近くを動かした探針に働くキ...
1700応用理学一般

大規模な「量子もつれ」の超高速量子シミュレーションに成功~超高速量子コンピュータの手法を量子シミュレータへ応用~

2023-09-28 分子科学研究所 発表のポイント ●0.5ミクロン間隔で格子状に整列させた3万個の原子の人工結晶を超高速レーザーで操作する革新的手法を用いて、磁性材料の超高速量子シミュレーションに成功 ●同研究グループが昨年世界に先駆け...
0402電気応用

世界最小電圧で光る青色有機ELの開発に成功 ~有機ELディスプレイの省エネ化・長寿命化に向けた大きな一歩~

2023-09-21 東京工業大学 要点 乾電池(1.5 V)1本で駆動する、世界最小電圧で発光する青色有機ELの開発に成功 2種類の有機分子の界面を使った独自の発光原理で青色発光を実現 有機ELテレビやスマートフォンディスプレイなどの省エ...
0500化学一般

カーボンナノチューブから生じる近赤外発光を、広範囲・高選択的に波長制御する有機化学的方法を開発

2023-08-01 分子科学研究所 発表のポイント ▶︎ 付加様式の制御と電子的効果を組み合わせたカーボンナノチューブの化学修飾によって、近赤外発光波長を選択的に、これまでで最も大きく長波長にシフトさせることに成功しました。 ▶︎ 実験結...
1700応用理学一般

ナノスケールの極微空間における超広帯域な非線形光学応答の増強効果を解明~新奇ナノ非線形分光法の発展に向けて~

2023-07-14 分子科学研究所 発表のポイント 原子レベルで位置制御可能な金ナノ探針の先端に強いパルスレーザーを照射することで誘起される非線形光学応答(1)の増強現象が,可視域のみならず赤外域にわたる非常に広い波長領域において発現する...
1700応用理学一般

常温常圧での非熱的触媒反応における 担持金属助触媒の新たな役割・選択性の起源を解明!

2023-07-12 分子科学研究所 発表のポイント 光を反応駆動源とした非熱的反応系において,金属助触媒(1)は光誘起電子を捕捉・蓄積して専ら還元反応場として機能すると従来考えられてきたが,実際は光誘起正孔(2)を捕捉・蓄積する酸化反応場...
1700応用理学一般

室温以上で金属化する高伝導オリゴマー型有機伝導体を開発 ~電子機能性を制御する新コンセプトによる有機電子デバイス開発の技術革新に期待~

2023-07-04 東京大学,分子科学研究所,科学技術振興機構 発表のポイント ◆電気を流すプラスチック(導電性高分子)をモデルとして、室温以上で金属化する新種の高伝導性オリゴマー型有機伝導体材料を開発、既報物質と比べ100万倍の伝導度を...
0500化学一般

磁場で発光色が変わる特性をジラジカル1分子で実現

2023-06-14 分子科学研究所 発表のポイント ・複数のラジカルが集合した固体中でしか確認できなかったマグネトルミネッセンス(磁場で物質の発光色が変わる現象)の発現を、二つのラジカル部位を含む分子(ジラジカル)一つで実現した。 ・マグ...
1701物理及び化学

小惑星リュウグウ粒子の微小断層から読み解く天体衝突

2023-04-21 海洋研究開発機構,情報・システム研究機構 国立極地研究所,高輝度光科学研究センター,神奈川大学,分子科学研究所,大阪大学,名古屋大学,広島大学,千葉工業大学,京都大学,大阪公立大学 本研究のポイント 1. 探査機「はや...
ad
タイトルとURLをコピーしました