九州大学

1900環境一般

黄砂が海の生態系を育むって本当? ~海水中の石英粒子から海洋への黄砂沈着フラックスを推定~

2023-09-29 海洋研究開発機構,北海道大学,広島大学,九州大学 1. 発表のポイント 電子顕微鏡 カソードルミネッセンス分析(SEM-CL)※1を海水中に僅かに含まれる石英粒子に応用したユニークな手法により、西部北太平洋亜寒帯域への...
1702地球物理及び地球化学

2010年以降の猛暑頻発・冷夏不発生は、気候のレジームシフトが一因~温暖化に伴うレジームシフトが高気圧と偏西風蛇行を強めた~

2023-09-29 九州大学 ポイント 近年の猛暑頻発・冷夏不発生は、南北傾斜高気圧の発生と偏西風の蛇行によるものであることを、過去65年間の観測値の統計解析により解明 地球温暖化に伴うユーラシア大陸北東部の高温化が南北傾斜高気圧を強める...
0500化学一般

水素を電子として利用する水素エネルギーキャリアの開発~新発想エネルギーキャリアの常温合成と直接利用~

2023-09-28 九州大学 ポイント 研究が必要とされる背景:カーボンニュートラルの実現には、気体のままでは貯蔵・運搬の効率が低い水素を、多くのエネルギーを必要としないで貯蔵・運搬し、そのまま利用できる技術の革新が求められている。 当該...
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1200農業一般

「あと1%」の適格率改善を実現する種子選別技術を開発~「シードロス」を解消し、持続可能な食糧生産に貢献~

2023-09-21 九州大学 ポイント 持続可能な食糧生産には、高品質な種子の安定供給と、それを支える技術開発が不可欠です。 近赤外分光法とAIモデルを併用し、種子の適格率を「あと1%」まで改善できる選別技術を開発しました。 種子の効率的...
1701物理及び化学

小惑星リュウグウから始原的な「塩(Salt)」と有機硫黄分子群を発見

2023-09-18 産業技術総合研究所 1. 発表のポイント 小惑星リュウグウの表面から採取されたサンプルを複数種類の溶媒で抽出し、可溶成分を分析したところ、最も溶解しやすい成分を反映する熱水抽出物には、ナトリウムイオン(Na+)が非常に...
1702地球物理及び地球化学

海洋内部の巨大な水塊が台風に影響

2023-09-14 東京大学,東北大学,東京海洋大学,名古屋大学,海洋研究開発機構,九州大学 発表のポイント ◆日本の南の海の深さ100~500mに広く分布する水塊「亜熱帯モード水」の厚さの増減が、海面付近の水温を通じて台風の発達・減衰に...
1700応用理学一般

非従来型プロトン伝導体の効率的探索手法を世界で初めて開発・実証 ~計算・データ科学・実験の有機的融合による新たな材料設計指針~

2023-09-13 九州大学 ポイント 既知のプロトン伝導性酸化物(注1)のほとんどはペロブスカイト型(注2)の結晶構造を有するものであり、非ペロブスカイト型構造を持つ材料の探索および発見は、その困難さから極めて限定的であった ハイスルー...
1500経営工学一般

経済効率の高い炭素削減に向けて:プラスチックサプライチェーンのグリーン化~バイオ材とリサイクル材の適所活用とより効果的なプラスチックリサイクル~

2023-09-11 九州大学 ポイント 日本におけるプラスチックリサイクルの70%以上がサーマルリサイクルによるという課題 化学業界におけるLCIA(※1)を考慮したバージン材の代替品選択決定ツールの開発 CO2削減と生産者・消費者のニー...
1700応用理学一般

無機機能性材料の特性を向上させる新しい手法を開発 ~困難だったアニオン(陰イオン)の組成を電気化学で容易に制御~

2023-09-11 東北大学,九州大学,東京都立大学,科学技術振興機構 ポイント 外部から電圧を印加するだけで、対象となる無機機能性材料のアニオン(陰イオン)の組成を容易に、幅広く制御する技術を開発しました。 従来的な材料合成技術では実現...
1300森林一般

森林の成熟によって土砂災害は変化する~気候変動下における効果的な土砂災害対策,森林資源の管理手法の開発に期待~

2023-09-08 九州大学 ポイント 日本では森林の成熟によって豪雨による土砂災害が変化しています。 林齢の異なる人工林で発生した土砂災害を対象として,土砂災害を引き起こした降雨および発生流木量を比較しました。これにより,森林の成熟が土...
0500化学一般

カーボンナノリングのキーホルダー式固定化法の開発 〜金属イオンとの相互作用による機能性材料の創製に期待〜

2023-09-04 九州大学 ポイント 機能性分子カーボンナノリングの新たな固定化・修飾法を開発。 2つのリング分子が空間的につながった「カテナン注1)構造」の形成により、さまざまな分子構造に対してカーボンナノリングを「キーホルダーのよう...
1304森林環境

光を使って地中の有機物と微生物活性を推定する新手法を開発 ~野外における炭素循環研究の効率向上に期待~

2023-08-04 北海道大学,信州大学,九州大学,国立環境研究所 ポイント ●土壌からの反射光を解析することで土壌有機物やCO2放出速度を推定する手法を提案。 ●小型分光器で森林土壌の短波長赤外領域の分光反射率を深度別に計測。 ●非破壊...
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