2004放射線利用

2004放射線利用

水素の移動様式の変化が高圧下でさまざまな異常を引き起こしていた

低温高圧その場中性子回折実験により、氷の相転移速度が10 GPa付近で最も遅くなるという現象を発見。加圧によって水分子の回転運動が遅くなると同時に隣の酸素原子への水素の移動が速くなるというモデルによって説明できることがわかった。
2004放射線利用

酸素金属化に伴う電子状態変化を世界で初めて実測

100万気圧で酸素が金属化することに伴う電子状態の変化をX線ラマン散乱測定と電子状態計算により解明した。
2004放射線利用

次世代天文学を拓く新型の宇宙線望遠鏡を開発~極高エネルギー宇宙線で極限宇宙を観る~

極高エネルギー宇宙線は宇宙磁場の中をほぼ直進し、その到来方向が発生源を指し示すことから、極限宇宙を観るための次世代の天文学として注目されている。新型宇宙線望遠鏡を開発し、3基を米国ユタ州に設置し、極高エネルギー宇宙線の観測に成功した。
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2004放射線利用

世界最高級強度のレーザー光が引き起こす電子の特異な振る舞いを解明!

強いレーザー光を数ミクロン程度に小さく集光して高い強度で物質にあてたときに、電子の独特な振る舞いが発生するメカニズムを解明した。
2004放射線利用

電子らせん波の形状を初観測 ~電子らせん波の新たな計測法への展開に向けて~

電子線ホログラフィーの技術を用いて、電子波の等位相面(波面)がらせん形状を成す「電子らせん波」の形状を観測することに成功した。
1703地質

隕石衝突後の環境激変の証拠を発見〜白亜紀最末期の生物大量絶滅は大規模酸性雨により引き起された?

白亜紀―古第三紀(K-Pg)境界層試料について、放射光を利用した蛍光X線微量元素マッピング分析、中性子放射化分析、質量分析計全岩元素分析を行い、隕石衝突直後の地球環境変動のうち、大規模な酸性雨が実際に発生していた証拠を発見した。
2000原子力放射線一般

世界最高性能のガンマ線ビームと新開発の中性子検出器で 光核反応データの真実を解明

ニュースバル放射光施設において世界最高性能のレーザーコンプトンガンマ線ビームと新開発の平坦効率中性子検出器を用いて光核反応データを取得することにより、30年続いたアメリカとフランスの測定データ間の矛盾を解決した。
2004放射線利用

枯れ木を食べる植物「腐生植物」は存在するのか!?

大気圏核実験由来の放射性炭素同位体を用いた新たな検証 2020-01-24 総合地球環境学研究所 神戸大学大学院理学研究科の末次健司准教授、日本学術振興会の松林順特別研究員、総合地球環境学研究所の陀安一郎教授からなる研究グループは、1950...
0107工場自動化及び産業機械

輸送機器の構造材料・部品分析向けに小型中性子解析装置を開発

センチメートル厚の金属部品内部の結晶情報を非破壊で分析可能 2020-01-21 産業技術総合研究所,新エネルギー・産業技術総合開発機構 NEDOは革新的構造材料などの研究開発事業に取り組んでおり、今般、同事業で、新構造材料技術研究組合(I...
2000原子力放射線一般

混ざりあうプラズマを世界で初めて観測

大型ヘリカル装置(LHD)の重水素と軽水素の混合プラズマ実験において、プラズマ中の重水素と軽水素の混合状態を世界で初めて計測し、それらが「混ざり合っていない状態」から「混ざり合っている状態」へと変化することを発見した。
2004放射線利用

マルチビームX線タイコグラフィを実証 ~放射光を高い効率で利用し観察視野を広げ~

放射光マルチビームを用いたX線タイコグラフィ(マルチビームX線タイコグラフィ)の実証に成功した。放射光を高い効率で利用でき、単一ビームを用いた従来法よりも広い視野で試料を観察できるといった特長がある。
2004放射線利用

複数のプローブを同時に画像化する「MI-IP」を開発 ~ベータ線とガンマ線の同時計測が鍵~

これまで単一のプローブしか解析できなかったベータ線イメージング装置にガンマ線を捉える検出器を組み込むことで、複数のプローブを同時に解析できる新装置「MI-IP(Multi-Isotope Imaging Plate)」を開発した。
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