2026-01-27 東京科学大学
東京科学大学(Science Tokyo)工学院の天谷賢治教授、干場功太郎助教とJFEエンジニアリング株式会社は、風力発電ブレードの音と動画を組み合わせた世界初の異常検知技術を開発した。本技術は、風車を停止せず、ブレードにセンサを設置することなく、遠隔から損傷を検知できる点が特長である。音による手法では、タワー基部に設置した音響装置で異音を捉え、回転に伴うドップラー効果を利用して損傷位置や程度を推定する。一方、動画解析では、ブレードの振動映像から固有振動数を導出し、その変化から内部損傷による剛性低下を検出する。両技術を組み合わせることで、表面・内部双方の損傷を高精度に把握でき、点検コスト削減と故障リスク低減に大きく貢献する。再生可能エネルギーの安定運用を支える実用的技術として、早期の社会実装が期待されている。

風力発電ブレード異常検知技術の概要
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