2025-03-04 新エネルギー・産業技術総合開発機構,株式会社マグナ・ワイヤレス
図1 開発したポスト5Gチップ
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、株式会社マグナ・ワイヤレス、大阪大学、情報通信研究機構(NICT)と共同で、世界初となる超低遅延通信を実現するポスト5G対応半導体チップを開発しました。
◆この新しい半導体チップは、従来約10ミリ秒だった5G無線通信の遅延時間を0.2ミリ秒以下に短縮しました。これにより、人工知能(AI)サーバーからローカル5G無線通信を介してロボットをリアルタイムに制御することが可能となり、スマート工場、物流、医療などの分野でのローカル5Gの普及と産業デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速が期待されます。
◆マグナ・ワイヤレスは、2025年度中にこのポスト5Gチップを製品化する予定です。このチップの活用により、ロボットのリアルタイム制御や協調動作が可能となり、生産、物流、医療現場での効率性と生産性の向上が期待されます。
<関連情報>