2022-01-25 アメリカ合衆国・国立再生可能エネルギー研究所(NREL)
・ NREL は、Hyundai Motor Group 傘下の先進的モビリティー企業である Supenal との新しい協力体制において、空挺輸送先進的エアモビリティー(AAM)の研究プロジェクトに取り組んでいる。
・ 同プロジェクトでは、電動垂直離着陸機(eVTOL)の乗降ステーション(バーティポート)構築の実現可能性、条件と課題を中心に包括的な研究を実施する。
・ NREL は、eVTOL の高エネルギー要件とコスト、運転が電力系統に及ぼす影響を調査し、各バーティポートのロケーション候補でのエネルギー供給と充電コストを見極め、電力系統への効率的な統合の土台を築く。
・ Supernal は、2028 年の商業フライトを目指し、4~5 人乗りの eVTOL を開発中。既存の交通網に導入し、高密度の都心部で乗客をより迅速に移動させることで時間を節約し、交通手段の選択肢を提供する。
・ NREL は、eVTOL 交通網の展開に向けてバーティポートのロケーション、移動の目的地とエネルギー需要について評価・分析し、バーティポートのエネルギーコスト、市場のニーズ、社会的受容性、ステーションの分布状態、利用のしやすさと環境的持続可能性を解明する。
・ ロサンゼルス市の協力により、市内の既存・新興のモビリティー技術と AAM フライトを比較し、バーティポートのロケーション候補の決定において eVTOL のネットワークマップとビジネスプランを提供する。
・ 現行・過去のトラベルデータを利用して移動時間、コストおよびバーティポートのロケーション候補の需要を統合したトラベルヒートマップをを作成し、NREL の Mobility Energy Productivity (MEP)を活用して各バーティポート間の移動について把握、測定して情報を提供する。
・ MEP は、各バーティポートのロケーションの利用のしやすさを定量化して AAM ネットワークの実現可能性を明確化する。付随の可視化ツールで NREL の研究データをコンパイルし、ロサンゼルス市等でのネットワーク選択肢の容易な認識と比較を可能にする。
・ 今後の AAM 研究では、NREL の Advanced Research on Integrated Energy System (ARIES)プラットフォームを活用し、eVTOL 技術のシステムレベルでの見込みとリスクについて明確化する。
URL: https://www.nrel.gov/news/program/2022/advanced-air-mobility-takes-flight-with-new-partnership.html
<NEDO海外技術情報より>
(関連情報)
MEP: Mobility Energy Productivity Metric
URL: https://www.nrel.gov/transportation/mobility-energy-productivity-metric.html
(関連情報)
ARIES: Advanced Research on Integrated Energy Systems
URL: https://www.nrel.gov/aries/index.html
MEP: Mobility Energy Productivity Metric
NREL’s Mobility Energy Productivity metric, or MEP, quantifies the ability of an area’s transportation system to connect individuals to goods, services, employment opportunities, and other activities while accounting for time, cost, and energy.
In other words, the metric measures how efficiently connected a place