2021-07-16 株式会社リコー
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、屋外などの現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しするソリューションとして、世界最薄・最軽量*1、世界初防塵・防水(IP65対応)*2の42インチ電子ペーパーデバイス「RICOH eWhiteboard 4200」と、ソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせた商品・ソリューションを発売します。
「RICOH eWhiteboard 4200」ご利用イメージ
近年、オフィスを中心にさまざまなシーンにおいてDXが進む一方、たとえば建築現場における屋外での図面確認など、大きな用紙を用いた業務のデジタル化はなかなか進んでいないという現状があります。手書きやペン入力が可能な電子ペーパーは10インチ程度が多く、図面サイズの電子ペーパーは表示機能に特化したものが主流です。そのため、現場で紙に書き込んだ内容をオフィスや別の場所にいる関係者と共有する場合、転記や写真で対応しており、タイムリーな情報共有が難しい、手間がかかるという課題を抱えています。
「RICOH eWhiteboard 4200」は、42インチ電子ペーパーデバイスと、ソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせることにより、これまで紙では難しかった多拠点間での情報のリアルタイム共有、デジタルデータでの保存を実現します。デバイスは、42インチと大型ながら薄さ14.5mm、本体重量5.9kgと持ち運びが可能な世界最薄・最軽量を達成しました。図面等の細かい文字や線も紙のように鮮明に見え、太陽光の下でもはっきり見える視認性や省電力に加え、世界初防塵・防水(IP65対応)、バッテリー内蔵による電源レスを実現し、屋内外問わず、さまざまな現場で使用可能です。また、表示の拡大縮小や手書き入力文字のテキスト変換、カスタム辞書など、電子ペーパーのユーザビリティを高めるソフトウェアを搭載しました。さらに、オプションとして、クラウドサービスを活用することにより、定型フォームのテンプレート化、ストレージ連携や遠隔共有、PC・スマートフォンからの閲覧等、社内外と連携して使用できます。
建設現場や製造業の図面確認のほか、医療や消防、交通インフラなどの迅速性・正確性が求められるような現場での使用を想定しています。また、今後は、お客様のニーズに応じて、より便利にお使いただけるような各業種・業務に適した機能拡張を行う予定です。
リコーは、デジタルデバイス・サービスの活用によるワークプレイスの変革を通じて、お客様のよりよい働き方の実現を支援してまいります。
- *1*2 42インチ電子ペーパー製品で、バッテリー内蔵の入力・表示装置として。
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製品名 RICOH
eWhiteboard 4200RICOH eWhiteboard 4200
安心3年モデル画面サイズ 42インチ 価格 オープン価格 発売日 2021年7月27日
新製品の主な特徴
- 持ち運びが容易な世界最薄・最軽量、洗練されたデザイン
- 42インチサイズのデバイスにも関わらず、薄さ14.5mm、本体重量5.9kgと持ち運びが可能です。専用キャリーケースを使えば、さらに持ち運びが容易になります。
- 突起なしのフラットなデザインのため、平置きだけでなく、壁掛け、立て掛け等さまざまな置き方で利用できます。
- 利用シーンを選ばない、防塵・防水、電源レス
- 防塵・防水(IP65対応)のため、半屋外や屋外、水滴が飛散する場所やホコリの多い場所でも使用できます。
- 自発光しない電子ペーパーのため反射せず、太陽光の下でも図面等の細かい文字や線も紙のように鮮明に表示します。
- 省電力な電子ペーパーにバッテリーを内蔵し、建設現場や工場をはじめとした、電源が確保しにくい場所での長時間利用を実現しました。
- 紙のようになめらかな書き心地
- リコー独自の技術に加え、画面にはE Ink社の電子ペーパーディスプレイ(E Ink Carta™ 1000)を採用し、まるで紙のように快適な書き心地を実現しました。
- 電子ペーパーのユーザビリティを高めるソフトウェア
- 表示の拡大・縮小が自由自在に行えます。
- 手書きを自動で予測する、便利な手書き入力文字のテキスト変換機能が利用できます。
- よく使う専門用語などをカスタム辞書に登録して、即時変換が可能です。
- クラウドサービス「RICOH eWhiteboard Add-on Service」による便利な機能
- 画面を4分割し、複数ページを一覧で表示できます。
- 業種ごとに用意された便利なスタンプが使えます。
- PC、スマートフォン等からブラウザで画⾯を閲覧できるビューアー機能を搭載しています。
- 「RICOH eWhiteboard 4200」同士で離れた場所で相互に書き込める、遠隔共有が可能です。
- 共有後のデータは電子保存されるため、紙で必要となる後処理を大幅に削減できます。