日本海大和堆周辺水域等における外国等漁船への対応状況について (令和2年漁期)

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2021-1-29 水産庁

○ 令和2年漁期において、水産庁は日本漁船の安全操業の確保のため、3月に新造の大型漁業取締船2隻(900トン級)を就航させました。我が国いか釣り漁業の漁期が始まる前の5月から、これら2隻を含めた漁業取締船を大和堆周辺水域に重点的に配備し、海上保安庁巡視船と連携しつつ、外国等漁船に対応してきました。
○ 令和2年は前年と異なり、大和堆周辺の我が国水域内では北朝鮮漁船はほとんど確認されませんでした。一方で中国漁船の延べ隻数は前年よりも大幅に増加しました。
○ これらの漁船は、5月下旬から出現し始め、7月に一旦減少した後、8月下旬以降に増加し、9、10月をピークに11月中旬以降は再び減少するという前年と同様の傾向が見られました。しかしながら、前年と異なり、中国漁船は12月に入っても確認されました。漁業取締船は放水等の厳しい対応により、これらの漁船を我が国水域から退去させました。
○ 令和2年の1年間に水産庁が実施した中国漁船等に対する退去警告隻数は、延べ4,394隻です。

水産庁漁業取締船による退去警告延べ隻数(うち放水措置)

令和2年※1〜12⽉ 令和元年※1〜12⽉
北朝鮮漁船 1隻 ( 0隻)   4,007隻 (1,171隻)
中 国 漁 船 4,393隻 (782隻)  1,115隻 ( 419隻)
合 計 4,394隻 (782隻)  5,122隻 (1,590隻)

○ なお、現在大和堆周辺水域では、中国漁船等はほとんど確認されておりませんが、我が国かにかご漁船が操業しています。令和3年においても水産庁は引き続き同水域に漁業取締船を配備し、我が国漁船の安全操業の確保に努めています。

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