没入感の高いVR映像を体験できるスマートフォン用VRゴーグルの製造が可能に
2020-11-09 株式会社NTTドコモ,日本特殊光学樹脂株式会社
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と日本特殊光学樹脂株式会社(以下、NTKJ)は、ドコモが開発した超広視野角VRゴーグルに関するライセンス契約を締結し、スマートフォン用超広視野角VRゴーグルレンズ(以下、本VRゴーグルレンズ)を2020年11月16日(月曜)から、NTKJより法人(VRゴーグル開発事業者)向けに販売開始します。
本VRゴーグルレンズを利用することにより、VRゴーグル開発事業者はスマートフォンを取り付けるだけで没入感の高いバーチャルリアリティ(以下、VR)映像を体験できるVRゴーグルの製造が可能になります。
スマートフォンを取り付けて利用するタイプの既存の低価格帯VRゴーグルは、視野角が狭く、穴から映像を覗いているように感じられました。本VRゴーグルレンズは、「視野の中心領域ではくっきりと、周辺部分はぼんやりと映像を見る」という人間の視野特性を活用し、低倍率の非球面レンズとその周りに高倍率のフレネルレンズを組み合わせた特殊な構造とすることで、あたかもその場にいるかのような没入感の高いVR映像体験を可能にするものです。
<超広視野角VRゴーグルレンズ製造・販売イメージ>
なお、2020年11月11日(水曜)から東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される「光とレーザーの科学技術フェア2020 第7回紫外線フェア」の「日本特殊光学樹脂ブース」にて本VRゴーグルレンズを搭載した超広視野角VRゴーグルのデモ展示を予定しています。
◆「光とレーザーの科学技術フェア2020 第7回紫外線フェア」:https://www.optronics.co.jp/fair/uv
今後もドコモとNTKJは、本VRコーグルレンズの製造・販売を通じて超広視野角VRゴーグルを普及させ、イベントでのリッチな体験の提供や“おうち時間”の充実など5G時代およびwith/afterコロナ時代の新体感エンターテイメントの実現に貢献してまいります。
別紙 超広視野角VRゴーグルレンズについて
- 超広視野角VRゴーグルレンズ概要
低倍率の非球面レンズとその周りに高倍率のフレネルレンズを配置した特殊な構造となっています。
「視野の中心領域ではくっきりと、周辺部分はぼんやりと映像を見る」という人間の視野特性を活用した構造により見え方の違和感を低減し、あたかもその場にいるかのような没入感の高いVR映像体験を可能にします。また、本VRゴーグルレンズの主要部品はプラスチック素材であり、本VRゴーグルレンズを利用したVRゴーグルは、VR映像体験の提供に際し専用のVRアプリケーションが不要なため、導入コストがおさえられます。◆超広視野角VRゴーグル紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=kthFQDPtmJo
<図1>超広視野角VRゴーグルレンズの構造
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<図2>超広視野角VRゴーグル(左)と従来のVRゴーグル(右)の見え方のイメージ
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2. 販売開始日
2020年11月16日(月曜)から法人(VRゴーグル開発事業者)向けに販売いたします。
3. 販売価格
ご要望に応じた受注生産のため、詳細はお問い合わせください。
4. お問い合わせ先
日本特殊光学樹脂株式会社 技術営業部
5. 商品サイト
https://www.ntkj.co.jp/vr/