2020-10-07 環境省
平成29年6月の国内初確認以降、これまでのヒアリの確認事例は令和2年10月7日(水)現在で16都道府県、計62事例です。
1.経緯
10/2 環境省が実施する全国港湾調査の東京港大井ふ頭内での調査において、調査事業者がコンテナヤードの舗装面にヒアリと疑わしいアリ500個体程度及び土中への出入りを確認。環境省が専門家に同定を依頼。調査事業者が確認箇所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置。
10/6 環境省が実施する全国港湾調査の東京港青海ふ頭内での調査において、調査事業者がコンテナヤードの舗装面にヒアリと疑わしいアリ200個体程度及び土中への出入りを確認。環境省が専門家に同定を依頼。
環境省と東京都が大井ふ頭及び青海ふ頭において現地調査を実施。大井ふ頭においては追加で幼虫及びサナギを確認。専門家が大井ふ頭及び青海ふ頭で確認されたアリについて、ヒアリであることを確認。
2.今回確認されたヒアリについて
大井ふ頭で確認されたアリは、ヒアリの働きアリ約500個体、幼虫、サナギです。青海ふ頭で確認されたアリは、ヒアリの働きアリ約200個体です。
3.対応状況
引き続き、発見場所において目視やトラップによる調査及び薬剤による防除を、東京都等と協力して実施します。なお、関東地方環境事務所から東京都等の関係機関に対して、以下を依頼しています。
・ヒアリと疑わしいアリをコンテナや積荷で確認した場合は、密閉等により逸走を防ぎ、完全に駆除等が確認されるまでは移動を避けるよう留意するとともに、その点につき関係者にも徹底を依頼すること
・今回ヒアリの確認があったことから、当該コンテナヤード及びその周辺の点検等を適宜実施すること
・今後、環境省等が実施する調査に協力すること
4.疑わしいアリの発見時の対応について
疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。
<事業者の皆様へのお願い> コンテナの開封時等にヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるか等、状況を確認してください。 ①多数の生きたアリ類の集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置してください。その上で、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないよう対応してください。 ②アリ類が少数しかおらず、逃げ出す恐れのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、関係機関に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。 詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方 Ver.3.0」のP.17~22を参照してください。 http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo_Ver.3.0.pdf |
<一般の皆様へのお願い> ○ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。 「特定外来生物ヒアリに関する情報」 要緊急対処特定外来生物ヒアリに関する情報TOP | 環境省 ヒアリに関して、皆様から多くのご関心をお寄せいただいています。このページはヒアリに関する参考資料をまとめています。 ○ヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。 ・受付曜日:土日祝を含む毎日(12/29~1/3は除く) ・受付日時:午前9時から午後5時 ・ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110(IP電話の場合 06-7634-7300) チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。 「アリーのヒアリ相談チャットボット」 ヒアリかな?と思ったら、お問合せ先 | 特定外来生物ヒアリに関する情報 | 環境省 ヒアリに関して、皆様から多くのご関心をお寄せいただいています。このページはヒアリに関する参考資料をまとめています。 |
○今回確認されたヒアリ(上:大井ふ頭/下:青海ふ頭)
○今回ヒアリが発見された場所
連絡先
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
室長 北橋 義明
室長補佐 水﨑 進介
室長補佐 深谷 雪雄
担当 西村 健汰
関東地方環境事務所野生生物課
課長 佐藤 大樹
課長補佐 大西 一志
担当 田原 亮