意思決定支援システムが示す選択肢の正しさと計算スピードを両立する手法を開発

スポンサー
スポンサー
スポンサー
スポンサー

工業製品の品質確認、自動運転、マーケット投資などの戦略の高速計算への道を拓く

2020-07-13 国立情報学研究所,科学技術振興機構

情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)のアーキテクチャ科学研究系 特任研究員 滝坂 透(タキサカ トオル)、同研究系 准教授 蓮尾 一郎(ハスオ イチロウ)らの研究チームは、科学技術振興機構(JST、理事長:濵口 道成、東京都千代田区)の戦略的創造研究推進事業 ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(ERATO MMSD、研究総括:NIIアーキテクチャ科学研究系 准教授・蓮尾 一郎)の下、ゴールの達成確率を最大化する戦略を精度保証しながら高速に計算する手法(以下、改良BVI法)を開発しました。この手法は、工業製品の品質確認や自動運転の制御、マーケット投資戦略の策定など、幅広い分野の意思決定を支援するシステムに応用可能で、システムが示す選択肢の正しさ(精度)を保証しつつ高速に計算して結果を提示できます。

改良BVI法では、従来手法が精度保証のために時間をかけて行っていた計算の省略に成功しました。従来の手法との性能比較実験では、バーチャルマシンへのウェブ・アプリデプロイメント問題の例題で100倍〜数千倍の高速化、マーケット投資戦略の策定問題の例題で3倍弱〜5倍弱の高速化が見られました。これにより、工業製品やウェブ・サービスの開発時のリードタイム短縮や、自動運転や投資戦略判断などの分野におけるリアルタイム制御への応用が期待されます。

本研究成果は、2020年7月19日(日)からオンライン開催される、形式検証についてのフラッグシップ国際会議International Conference on Computer-Aided Verification (CAV 2020)の本会議で発表されます。

本研究は科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト(JPMJER1603)の一環で行われました。

詳しい資料は≫

<論文タイトル>
“Widest Paths and Global Propagation in Bounded Value Iteration for Stochastic Games”
<お問い合わせ先>
<JSTの事業に関すること>

内田 信裕(ウチダ ノブヒロ)
科学技術振興機構 研究プロジェクト推進部

<報道担当>

情報・システム研究機構 国立情報学研究所 総務部 企画課 広報チーム

科学技術振興機構 広報課

タイトルとURLをコピーしました