Sustainable Forest Action(SFA)の実施結果について

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2019-12-20 林野庁

林野庁では、森林づくりに欠かせない「造林」の課題解決をテーマとした、林業人材とICT等の異分野人材のオープンイノベーションによる課題解決型事業共創プログラム”Sustainable Forest Action(SFA)”を実施しています。約2ヶ月の事業開発期間の後に、デモデイ(審査会)を開催し、受賞チームの決定を行いました。

1.SFAについて

林野庁では、「造林」の課題解決をテーマとした、林業現場を知る林業人材と独自の技術やノウハウを持つ異分野人材のオープンイノベーションによる課題解決型事業共創プログラム”Sustainable Forest Action(SFA)”を実施しています。SFAには69名(林業人材25名、異分野人材44名)が参加し、14チームが編成されました。各チームは、デモデイに向けて、約2か月間、各種メンタリングや、ユーザーインタビュー、林業体験会等を通じて、事業開発を行ってきました。

プログラムイメージ

2.デモデイの結果について

12月7日(土曜日)に、約2ヶ月間の事業開発の成果発表の場として、デモデイを開催しました。審査の結果、以下の3チームが受賞チームとして決定しました。

《最優秀賞受賞チーム「森がたり」》

【チームメンバー】

上原郁磨氏(リデン株式会社代表取締役兼ソフトバンクテクノロジー株式会社公共事業部副事業部長)

小島淳史氏(自営業・フィールドワーカー)

田中優哉氏(林野庁より有志参加)

【事業概要】

環境教育に興味があるユーザーに対して、バーチャル学習、現場での伐採・造林の体験、伐採した材を加工した家具をユーザーに届けるなどのコンテンツを提供。その現場に自伐林家の森林を活用することで、自伐林家の収入をアップさせ、伐採・再造林を促す。

《優秀賞受賞チーム「森も視守る”まもり”」》

【チームメンバー】

木下裕介氏(住友商事株式会社木材資源事業部部長付)

石井一成氏(住友商事株式会社バイオマス原燃料部部長付)

森下昌彦氏(株式会社NSD市場開拓事業部事業部付部長)

向井祐貴氏(株式会社NSD市場開拓事業部デジタルイノベーション営業部主任)

【事業概要】

アナログでバラバラに存在する森林情報を、森林所有者が見やすく、デジタルで確認できるアプリ。個人の森林所有者が、適切な森林管理や相続・売買について、アプリ上で専門家に相談できるようになることで、再造林の放棄を防ごうとするもの。

《優秀賞受賞チーム「森のコイン」》

【チームメンバー】

井上達哉氏(VUILD株式会社COO)

谷茂則氏(谷林業株式会社取締役/一般社団法人大和森林管理協会理事)

【事業概要】

山林の価値を自動評価し、森林所有者へコミュニティ通貨「森のコイン」を発行するサービス。このサービスを通じて、地元を離れる森林所有者と林業関係者との繋がりを再構築し、誰もが地域や企業の森づくり活動に参加することができるようになる事業。

(デモデイにおけるピッチの様子)

3.今後の活動について

受賞チームについては、協賛企業からの副賞である事業開発費を活用しながら、1月~3月の間でプロトタイプ開発や実証実験等の事業化へ向けた活動を行っていきます。また、SFAの結果を解析することにより、林業分野におけるオープンイノベーションを推進するに当たっての課題等の整理を行い、令和2年3月を目途に報告書をまとめ、一部については公開する予定です。

4.実施体制

【主催】林野庁、一般社団法人ビジネス・エンジニアリング・センター

【協賛】国土防災技術株式会社、株式会社パスコ、住友林業株式会社、アジア航測株式会社、株式会社筑水キャニコム、株式会社ADDIX、株式会社百森、ものづくり日本会議、日刊工業新聞社

【後援】株式会社日本政策金融公庫

参考情報

令和元年8月1日付けプレスリリース「“Sustainable Forest Action”の参加者募集について~持続可能な「造林」を実現するためのオープンイノベーションによる課題解決型事業共創プログラム~」

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お問合せ先

森林整備部整備課造林間伐対策室

担当者:山口、本田

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