2026-07-23 パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)
米国エネルギー省パシフィックノースウェスト国立研究所(PNNL)の研究チームは、商業ビル向けの新しい空調(HVAC)技術を開発し、エネルギー消費と運用コストを大幅に削減できることを実証した。研究では、建物全体を一律に空調する従来方式ではなく、室内環境や利用状況に応じて冷暖房・換気を最適制御する技術を導入した。これにより、室内の快適性を維持しながら不要な空調運転を抑え、電力需要の低減と設備効率の向上を実現した。また、既存設備への適用が可能なため、大規模な改修を伴わずに導入できる点も特徴である。シミュレーションおよび実証試験では、商業施設においてエネルギー使用量と運転コストを削減できることが確認され、ピーク電力需要の抑制にも効果が期待された。本技術は、建物部門の脱炭素化や電力系統の負荷軽減に貢献するだけでなく、再生可能エネルギーの普及に伴う需要側エネルギーマネジメントの高度化にも資する技術として期待されている。

Next-generation RTUs on a Lowe’s in 2026. (Composite image by Stephanie King | Pacific Northwest National Laboratory)
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